「坂口は、ヒロイン・常子(高畑充希)の初恋の相手で、植物学者を目指す帝大生の星野を演じました。2人の恋模様に視聴者も盛り上がり、最終的に大阪に行くことになった星野が常子にプロポーズするも、『家族と離れることはできない』と断られて破局。ここで星野がドラマから去ると、『星野ロス』と多くの視聴者が嘆き始めたのです。しかし、当の坂口は、これに『植物の人と呼ばれた』『学生帽をかぶっていたので、気付かれないのではと思ってましたが、声を掛けてもらえてうれしかったです』と素直な気持ちを打ち明けていました」(前出の編集者)

 続いて、2016年度下半期放送の「べっぴんさん」でも同様の現象が起こる。松下優也(27)が演じた岩佐栄輔である。前出の芸能関係者が言う。

「夫が戦地から帰ってこないヒロイン・すみれ(芳根京子)を支え、すみれの夫が帰ると自ら姿を消すという役どころ。その時も『栄輔ロス』と話題になってましたね。が、松下自身は『ちょっとだけホッとした』と安堵。『○○ロスと言われなかったらどうしよう』と心配までしていたそうです」

 そして、「ひよっこ」の島谷ロスについてはこう解説する。

「今回の竹内も、ドラマ加入時に『キャストの方々のお芝居が素晴らしいので、スキルを伸ばしながら、食らいついていかないと存在感がなくなる』と控えめかつ学ぶ姿勢を見せていた。これまで俳優と同様に、竹内は『島谷ロス』についても冷静に受け止めているでしょう」(前出の芸能関係者)

 世間から持ち上げられても謙虚な朝ドラのイケメン俳優たち。そんな、自分自身を過大評価しないところに好感を持った人も多いのではないだろうか。(ライター・丸山ひろし)

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