人気タレントや有名人がふと本音を漏らしてしまうツイッター。日本勢の活躍が光ったロンドン五輪は、ツイッターでの選手のツイートが飛び交った大会でもあった。競泳の北島康介(フォロワー数約15万人)は3連覇がかかっていた100メートル平泳ぎの決勝を前に、

〈今夜決勝です。この場所に戻ってこれたこと、水泳バカな俺を支えてくれたすべての人に感謝して、コース台に上がります〉(7月30日)

 と決意と感謝の気持ちを表明。残念ながら個人種目ではメダルを獲得できなかったが、400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得し、

〈リレー銀メダル。みんなホントありがとう〉(8月5日)とコメントした。

 日本柔道選手団の先陣を切り、「ポスト谷」の期待を受け女子48キロ級に登場した福見友子(約5千人)は、まさかの5位に終わった後に、

〈とってもからっぽです。力、尽くしたんだな。ありがとう、ありがとう、ありがとう〉(7月29日)

 とツイートした。試合後のインタビューでは、

「本当に悔しい……言葉が出ない……」

 と語って落ち込んだ様子を見せていただけに、多くのファンはこのツイートを読んで一安心した。

※週刊朝日 2012年8月31日号