
リオ五輪サッカーのグループリーグBの2試合が8月7日(現地時間)にマナウスで行われ、第1試合はU-23ナイジェリア代表がU-23スウェーデン代表を1-0で下して勝ち点を6に伸ばし、準々決勝進出を決めた。続く第2試合ではU-23日本代表がU-23コロンビア代表に0-2とリードを許しながら、浅野拓磨と中島翔哉のゴールで同点に追いつき勝ち点1を獲得した。グループリーグ最終日は10日(同)に行われ、手倉森ジャパンは他力ながら準々決勝進出の可能性を残した。
4-5と負けたナイジェリア戦からGKに中村航輔を起用した。MF大島僚太、原川力、南野拓実に代えて、MF井手口陽介、矢島慎也、FW浅野をスタメンに投入。システムも戦い慣れた4-4-2に戻したことで、手倉森ジャパンは“本来の力”を取り戻した。
右サイドからはDF室屋成と矢島のコンビで、左サイドからはMF中島と井手口、さらに途中からはDF藤春廣輝も加わってサイド攻撃を披露した。前半11分には室屋のクロスをFW興梠慎三が落とし、矢島がフリーでシュートを放つなど、序盤から決定機を作った。
コロンビアのMFドルラン・パボンは、MF遠藤航と矢島がケアし、FWテオフィロ・グティエレスにはDF塩谷司が執拗なマンマークで食らいつく。前半18分にパボンのパスから決定的な場面を作られたが、MFミゲル・ボルハのシュートにはGK中村がファインセーブで応えた。30分以降は日本がボールを支配して、押し気味に進めるものの、前半はスコアレスドローで終了。しかしナイジェリア戦とは違い、手応えを感じさせる45分間だった。