クレイ勇輝さん
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クレイ勇輝さん
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“空フェス”に出演しているクレイ勇輝さん
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“空フェス”に出演しているクレイ勇輝さん

 2008年にシングル「LIFE」の大ヒットで一躍有名になった2人組のアコースティックデュオ、キマグレン。ミュージシャンとして活動する一方で、夏季限定の海の家ライブハウス「OTODAMA SEA STUDIO」を運営するなど、夏には欠かせない存在だった彼らだったが、7月19日の神奈川・横浜関内ホールでのライブを最後に解散した。

 現在は、メンバーのクレイ勇輝が音楽イベントの企画・運営を継続している。キマグレン時代から、海や雪山、お寺など、さまざまな場所でのイベントを企画してきたクレイ勇輝に、イベントを続けるその理由を聞いた。

「普段ライブができないような環境をアーティストに提供したいし、そういう現場に立ち会いたいと思っています。お客さんには普段のライブでは見られないアーティストの表情を確認してもらいたい。人とは違ったエンターテインメントを作り続けたいんです」

 この冬は“OTODAMA 空フェス 2015~冬、空に一番近い祭~”と題し、東京・お台場で野外イベントを開催した。ソロのミュージシャンとしても活動し、エレクトロとアコースティックを融合させたバンドとともに、“人生のBGM”として寄り添えるような音楽を目指している。

「音楽以外でも、もっといろんなことに挑戦したいという気持ちもあって、キマグレンを辞めました。2016年はスポーツ雑誌でコラムをやったり、人生と旅をテーマにした番組も企画中です。具体的には言えないですが、他にもアイデアがたくさんありますよ」

 解散してからも多忙な日々を過ごしている彼に「休みはほしくありませんか?」とたずねると、笑顔でこう答えた。

「毎日バタバタですが、それはキマグレンの時から変わらないです。それに、何もしなかった日は罪悪感でいっぱいになるんです。だから、何かできるんじゃないかと常に探しています。周囲にはワーカホリックと言われますね(笑)」

「最近は大学で講演も行っています」というクレイ勇輝。幼少期はカナダ、ヨーロッパで過ごし、中学時代はタスマニアに留学。日本では経験することができないようなエピソードをもとに、どんな人生を歩んできたか語っているという。さまざまな経験から生まれる企画力で、われわれが見たことのないエンターテインメントを提供してくれるだろう。