「冷し中華はじめました」
夏が近づくと、中華料理店の店先や店内に貼りだされるこの言葉。この貼り紙を目にすると「夏だな~」と感じるという人も多いだろう。いったいどのタイミングで「冷し中華をはじめよう」と決めているのだろうか?
その疑問に答えるべく、というわけでもないようだが、東洋水産とウェザーマップは4月17日より、今年の冷し中華の始め時を「マルちゃん冷し中華予報」として、涼味麺商品のキャンペーンサイトにて公開している。
最高気温が25度以上の夏日になる前から、冷し中華が売れ始めることに着目した東洋水産は、ウェザーマップと組み、気象状況と冷し中華の売れ行きについての相関関係を明らかにするための研究を開始。消費者の購買動向と、気温や相対湿度、風速データなどから、最高気温が7日平均で20度を超えるタイミングを “冷し中華始め時”として決定したという。
ウェザーマップの気象予報士である多胡安那のコメントによると、「冷し中華の始め時は全国的に4月下旬頃からになりそうで、この頃から冷し中華がより一層美味しく感じられるでしょう。2015年の夏は、日本に暑さをもたらす太平洋高気圧が東日本と西日本を中心に広く覆うため、“夏らしい夏”になる所が多く、猛暑になる日もありそうなので、冷し中華を美味しく食べられる日が長く続きそうです」とのこと。
キャンペーンサイトでは、全国の天気予報とともに、その日の冷し中華の美味しさを示す「冷し中華指数」や、各地の冷し中華の始めどきを教えてくれる「冷し中華前線」も公開している。
「冷し中華指数」は、ウェザーマップが予測する各地の1時間ごとの気温・相対湿度・風速データをもとに算出し、指数1(涼しいけど美味しい!)/指数2(美味しい!)/指数3(とても美味しい!)/指数4(もっとも美味しい!)/指数5(記録的な美味しさ!)の5段階で紹介、朝夕の2回更新しているという。
4月17日時点で、沖縄県と鹿児島県では、すでに「冷し中華前線」が通過中だ。前線の動きに注目して、行きつけの中華屋さんがいつ「冷し中華はじめました」と貼りだすか予測するのも面白いかもしれない。