さっぽろ雪まつり【北海道】(photo by charminさん)
さっぽろ雪まつり【北海道】(photo by charminさん)
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白川郷合掌造り集落【岐阜県】(photo by ふーさん)
白川郷合掌造り集落【岐阜県】(photo by ふーさん)
鹿苑寺(金閣寺)【京都府】(photo by 方谷さん)
鹿苑寺(金閣寺)【京都府】(photo by 方谷さん)

 2014年の流行語大賞にもノミネートされた「絶景」。「絶景本」と呼ばれる本も多数出版され、テレビでも特集が組まれるなど、注目のワードだ。

 フォートラベル株式会社は、同社が運営する旅行のクチコミと比較サイト「フォートラベル」上で、旅行好きのフォートラベル・トラベラー会員を対象に「日本人観光客だけでなく訪日旅行者にもすすめたい、日本の冬の絶景スポット」についてアンケート調査を実施、全国から様々な絶景スポットが寄せられたという。その中でも、特に人気の高かった11スポットを紹介しよう。

 まずは、北海道・札幌市で毎年2月上旬頃に開催される「さっぽろ雪まつり」だ。丁寧に作られた美しい雪像もさることながら、ご当地グルメも充実しており、“札幌の冬”を満喫できるとの声が多く寄せられた。

 次に挙げられたのが、“スノーモンスター”と称される、「蔵王の樹氷」。特別な気象条件によって出来る樹氷は、国内でも限られた場所でしか見られないという。樹氷だけでなく、温泉地としても有名なだけに、推薦者も多かったようだ。同じく温泉と雪の組み合わせが幻想的との意見が多かった、群馬県の「草津温泉」も選ばれている。

 続いては世界遺産にも登録されている、栃木県の「日光東照宮」。雪をまとった寺院も人気だが、氷結した“華厳の滝”など、冬にだけ見られる特別な景観が近くに点在していることも、多くの旅行者を惹きつける要因なのかもしれない。

 同じく世界遺産では、豪雪地帯として知られている岐阜県の「白川郷合掌造り集落」や、富山県の「五箇山合掌造り集落」も選ばれた。両方とも夜のライトアップが美しいと評判で、雪の降る冬は特に見応えがあるとの声も寄せられた。また、「富士山」は外国人観光客にとっても外せないスポットということで、周辺の富士山を見渡せる絶景スポットが選ばれた。京都の「金閣寺」は、寒そうなイメージだが実はあまり雪が降らない地域にあるらしく、運良く雪景色に出会えた旅行者から絶賛の声が寄せられた。

 他には、いまや海外でも有名になった長野県の「地獄谷野猿公苑」。野天風呂に野生のニホンザルが集まり入浴する姿が可愛いという声も多く、海外メディアなどでも度々紹介されているのだとか。

 日本三名園にも数えられる石川県の「兼六園」も、雪から木を守るための“雪吊り”が「日本を象徴する景色」だとの意見があり選ばれている。

 少し変わったところでは、東京「けやき坂」のイルミネーション。「ありきたりかもしれないが、とてもきれいだった」という率直な声もあり、人気ぶりが伺える。

 訪れたことのある場所でも、季節ごとに“顔”は変わるもの。冬ならではの日本の絶景スポット、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか?