小林幸子(58)と、33年間共に歩んできたのに突如として解任された個人事務所元社長の女性Sさんらとの"事務所騒動"は、いまや演歌ばりの愛憎劇と化している。
 表向き芸能界が真っ二つに割れているこの騒ぎ、実は、幸子が不利だという。ある芸能関係者はこう話す。
「芸能界のドンたちはSさん側についている。だからワイドショーなどもあからさまに幸子ネタでハシャげる。業界を牛耳る大手プロなどのOKがなければ、あんな報じ方はできない」
 騒動の核とされ、「不肖夫」などと報じられる林氏の素性は、再生医療会社の社長であること以外はナゾが多い。Sさんらは当初から警戒していたという。
「林氏は交際中に『ウン十億のカネを動かせる』などと豪語していたが、Sさんらは疑っていた。結婚会見でも林氏は顔や実名を出したがり、"幸子の夫"という立場を利用したがっているようにみえた。『なぜあんな男と結婚するのか』と止めた知人もいたようだ」(芸能リポーターの石川敏男氏)
 いまや四面楚歌にもみえる幸子と林氏。先の芸能関係者は、
「芸能界のドンたちは、林氏の"お行儀"を許すわけにはいかない。プロダクションというシステムを守るためにも、ルール違反には厳しく対処する」
 と言うが、林氏も黙ってはいないとみる向きもある。
「林氏にはフィクサー的な"兄貴分"がいるとも聞く。誰かが出てきて、業界側の有力筋と『手打ち』となるかも」(別の芸能関係者)
 どっちが勝っても、後味の悪い話なりそうだ。

※週刊朝日

 2012年4月27日号

暮らしとモノ班 for promotion
【フジロック独占中継も話題】Amazonプライム会員向け動画配信サービス「Prime Video」はどれくらい配信作品が充実している?最新ランキングでチェックしてみよう