何をやっても”意外と”器用にこなす滝沢カレン(C)朝日新聞社
何をやっても”意外と”器用にこなす滝沢カレン(C)朝日新聞社
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 4月に発売されたタレント・滝沢カレン(28)の料理本「カレンの台所」(サンクチュアリ出版)がヒットしている。滝沢は4月24日に更新された自身のインスタグラムで「誰もが信じない、第4回重版が決まりました……つ、ついに『カレンの台所』10万部を突入させていただきました」と報告。同書は詳しい手順や分量の記載はなく、「お醤油とお酒を全員に気づかれるくらいの量」など滝沢らしいワードが満載で、普通のレシピ本とは一線を画す内容が話題を集めているようだ。

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 滝沢といえばモデルとして活躍する中、2015年に「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)への出演がキッカケで、不思議な日本語が注目を集め大ブレイク。現在もバラエティ番組に引っ張りだこで、レシピ本がヒットするのも頷ける話だ。一方、ワードセンスだけでなく、レシピ本に掲載されている料理はどれも美味しそうで腕前は確かなようだが、テレビ情報誌の編集者は「天然キャラのイメージが強いですが、意外と器用だそうです」と話す。

「5月に放送されたバラエティ番組で、腹話術師のいっこく堂から腹話術界を盛り上げるため、『滝沢さんにぜひ腹話術を覚えてもらいたい』と依頼され快諾した滝沢。そこで、人形を使って腹話術に挑戦したのですが意外と上手で、いっこく堂からは『今まで教えた中でもトップレベル』と褒められていました。また、ヒューマンビートボックスの才能も。3カ月だけ習ったことがあるそうで、2月に放送された『7.2 新しい別の窓 #23』で披露した際は、予想外の上手さに共演の香取慎吾から『コケる準備をしてたのに、逆に上手いっていう』と言われてましたね」

 演技面で評価されることもある。例えば、昨年9月30日に放送された「痛快TV スカッとジャパン」(フジテレビ系)。スカッとしたエピソードをショートドラマで再現する番組で、この日、滝沢は怒られた腹いせに新人に厳しく当たる先輩を熱演。その演技を見た共演の船越英一郎は「素晴らしい」と絶賛。俳優の竹内涼真も「あんなピュアにセリフを言えないですよね」と評価していた。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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