指原莉乃(C)朝日新聞社
指原莉乃(C)朝日新聞社
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 今春の新入社員を対象にした「理想の上司」調査(産業能率大学)の結果が5月25日に発表され、女性部門でタレントの指原莉乃(27)が5位となり、初のトップ10入りを果たした。20代にとって指原はすでに“等身大のアイドル”はなく、的確で鋭いコメントを繰り出す女性タレントというイメージが強いのかもしれない。

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 指原の最近の発言を改めて振り返ると、たしかに理路整然かつ的確なものが多い。5月下旬、検察庁法改正案に関して多くの有名人やネットユーザーが「#(ハッシュタグ)」をつけて抗議のツイートしたことが注目を集めたが、彼女は「ワイドナショー」で「そこまでの信念がなかったのでつぶやけなかった」とコメント。冷静沈着な対応を評価する声がSNSを中心にあがり、ツイッターで抗議したことで批判を浴びたきゃりーぱみゅぱみゅとは対照的な結果となったのは記憶に新しい。週刊誌の芸能担当記者は言う。

「検察庁法改正案に関して、指原さんはきゃりーぱみゅぱみゅが『知らないくせに政治を語るな』とSNS上で袋叩きにあったことを知り、叩かれる怖さを知っている指原は対立する陣営のどちらにも与せずバランスをとろうとしたんだと思います。結果的に、渦中の黒川元検事長の賭けマージャンで廃案となり、抗議した有名人はハシゴを外された格好となりましたから、指原さんがそこまで見えていたとは思いませんが、やはり相当鼻が利く人なのではないでしょうか。指原さんの今回のコメントに関して、一部で『安倍政権に忖度している』という声もあがりましたが、現在の彼女のテレビ界での立ち位置を考えると真っ当な対応だったと思いますよ」

 指原は2012年に文春砲を食らい、元ファンとの交際が報じられ、AKB48からHKT48に飛ばされたという過去を持つ。以降、「ホテルに泊まるときは必ずカメラや盗聴器を探す」と警戒心が相当強くなったと自ら明かしている。ネット上での発言や番組内でのコメントがいつも的確なのは、過去の苦い経験から培われた強靭な警戒心によるものなのかもしれない。

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