5月上旬に小泉今日子(54)が「#検察庁法改正案に抗議します」というツイートをしたことから、芸能人による「政治的発言」や「政権批判」が世間の注目を集めた。それに先立って柴咲コウ(34)も4月に種苗法改正案に対してSNSで公に意見を発信していたが、5月末にネット上での誹謗中傷に対し「事実とは異なる投稿、提造、誹謗中傷、脅迫行為、ミスリードしさらなる事実誤認した記事の作成元に関しては法的措置も検討しています」と毅然とした姿勢を示した。
かつて芸能人の政治的発言はタブーとされており、所属事務所から止められるケースもあった。だが、小泉も柴咲も事務所を独立し、現在は自ら社長として個人事務所を経営している。発言も含め全責任を負う立場でもある。
「芸能人にとって“政治的発言”や自分の率直な意見を公に発言するということは、スポンサーに忖度しないということです」
こう話すのは芸能リポーターの川内天子さんだ。
「独立したことで事務所の縛りがなくなったということも影響していると思いますが、2人ともブレることなく筋を通すタイプです。自分が矢面に立つという覚悟のうえでの発言だと思います」(同)
小泉は独立を機に、豊原功補(54)との関係を「同じ夢を追う同士」「一部の週刊誌などで報道されている通り恋愛関係」だと認め、「人間としてのけじめ」として“不倫”の事実を明らかにした。
「世間からは“あのキョンキョンが不倫していた”という驚きと“恋愛関係といっても不倫に変わりない”など猛バッシングされました。今回の検察庁法改正案に対するツイートについても、『芸能人のくせに』といった批判が少なくなかった。しかも彼女は『株式会社明後日』という彼女が設立した会社名義のアカウントでツイートしたので、オフィシャルな立場での意見ということが強調されました」(スポーツ紙記者)
アイドル時代から「アイドルは演じているだけ」と公言していた小泉だが、大胆な発言をするようになったのは「離婚を経験してから」だと川内さんは指摘する。