もし少しでもひっかかるところがあるのであれば、生活改善を試みよう。
「『節度ある適度な飲酒』が大事です。急に飲むなと言われても、それはそれで難しいもの。酩酊などしないよう、適度な量で飲むのをやめること。酩酊すると、手洗い等の感染対策がおろそかになります。飲酒するときほど、コロナ対策に気をつかうよう、心がけてください。そしてコロナ不安があっても、いままで飲酒の習慣がないひとが飲酒を始めるようなことはやめましょう」(真栄里さん)
「冷蔵庫のお酒を少なくしたり、セルフモニタリングといって、自分の記録をつけていくことも大切です。適量で済んだ日はカレンダーを青色に塗り、適量以上の日は黄色、記憶をなくしたり、家族に迷惑をかけたりした日は赤色というように可視化することも必要なのです。記録をつけるだけで、習慣が変わることも十分あるのですから」(藤井さん)
悪習慣はどこかで強く断ち切ろうと思うことが肝心だ。うちは平気、私は平気などとタカをくくらず、自分も家族も守っていこう。(ライフジャーナリスト・赤根千鶴子)
※週刊朝日 2020年6月26日号