また、脱水や塩分バランスの崩れも発汗ができなくなる大きな原因です。熱中症を防止するためには、こまめに水分と塩分を補給することを忘れてはいけません。
熱中症になりかけたときは、涼しい場所に移り、からだを氷などで冷やすと有効です。初期症状としては頭痛やめまい、倦怠感(けんたいかん)などが見られ、重症になるとけいれんや意識障害が起きて、最悪の場合には死に至ることもありえます。もし、意識がなければすぐに救急車を呼びましょう。
こどもや高齢者、障害のある人は、体温調整がうまくできないことがあり、熱中症になるリスクが高いため、特に近くにいる人が注意してあげてください。
熱中症対策は、自分でおこなうのが基本となります。みなが熱中症に対する正しい知識を持って十分な対策を取り、真夏のオリンピック・パラリンピックに向けて万全の準備をしておきましょう。