NEWSとしてデビューし、現在は俳優としても活躍の幅を広げている山下智久さんがAERAに登場。これまでを振り返り、海外進出にかける思いを語った。AERA 2020年7月20日号から。
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「常に進化していきたいんです。次は今よりももっとうまく、より良く、と」
その言葉通り、山下智久の進化が止まらない。
20代後半から独学で英語を学び、2年前にはアジアの若手スターが集結する中国映画に出演した。昨年は、公式インスタグラムを開設。現在、フォロワー数は500万人を超える。国内の男性芸能人では堂々の1位だ。
「新しいことを始めるのは怖いし、勇気もいる。乗っている船が大きいだけに、かじを切るのも大変です。でも、重いかじを切るための努力はしてきたと思う」
「山P」として10代の頃から愛されてきた。ヒット曲にもヒットドラマにも恵まれ、事務所の多くの後輩からも「尊敬する先輩」として名前が挙がる人望もある。現状維持でも十分なのに、汗をかきながら「次へ、次へ」と進化を求めるのはなぜなのか。
「ファンのみんなからもらってきた愛をもっと返したいという気持ちが強くなりました。感謝を表すには、僕自身が5G的に進化して、見たことのないものを見せて、楽しんでもらうしかないと思うので」
現在、世界30の国と地域で配信されているHuluオリジナルドラマ「THE HEAD」もその一つだ。さまざまな国の実力派が集まるなかで、唯一の日本人キャストとして存在感を発揮している。
「サスペンスドラマでありつつ、切なく悲しい人間ドラマも盛り込まれている。本当に素晴らしい作品に参加できて感謝です。でも撮影は去年。もう、次に向かって進んでいきたい気持ちもあります」
(ライター・大道絵里子)
※AERA 2020年7月20日号