世界的インフルエンサーのロールモデルといえば、歌手でモデルのリアーナだろう。インスタグラムのフォロワーは8483万人。リアーナは昨年、自身がプロデュースするファッションラインをルイヴィトンやクリスチャン・ディオールなどのブランドを擁する「LVMHグループ」の傘下に入れ、新たにハイブランドとして立ち上げた。
「工藤の狙いはまさにそこ。もともと彼女自身、自分でアクセサリーやジュエリーをデザインしますから、いずれはハイブランドと組んで新ブランドを立ち上げたいというビッグビジネスも視野に入れているようです」(代理店関係者)
芸能リポーターの石川敏男さんもこう話す。
「2人の娘を世界へ羽ばたかせるためなら、どんなこともいとわないという強い意志を感じますね。娘たちへの思いの強さは桁外れ。宇多田ヒカルがデビューする前の藤圭子さんを思い出しました」
石川さんは、藤さんが自分の新曲プロモーションで石川さんの出演するラジオ番組にゲスト出演した時のことを、今の工藤の姿に重ね合わせる。
「その時、藤さんが『私の曲はかけなくてもいいので、娘のこのテープを流して』と懇願されましてね。あまりに強く言うので、そのテープを流したんですが、その時の藤さんの喜びようは今でも覚えています。それから程なくして、あの『Automatic』で宇多田がデビューしました。工藤さんも木村さんも、今は娘たちのためにできることはすべてバックアップしていく、ただの2世タレントでは終わらせないという思いが強いのだと思います」
とかく工藤の剛腕ぶりがクローズアップされがちだが、その先にあるのは木村家がグローバルに活躍する「家族戦略」のようだ。(宮本エミ)