会見で安倍首相は、「残された課題も残念ながら多々ありますが、同時に、様々な課題に挑戦する中で達成できたこと、実践できたこともあります。すべては国政選挙のたびに力強い信任を与えてくださった背中を押していただいた国民の皆様のおかげであります。本当にありがとうございました」、「ご支援をいただいたにもかかわらず、任期をまだ1年残し、他の様々な政策が実践途上にある中、コロナ禍の中、職を辞することとなったことについて、国民の皆様に、心よりお詫びを申し上げます」と話し、北朝鮮拉致問題について「この手で解決できなかったことは、痛恨の極みであります。ロシアとの平和条約、また、憲法改正、志半ばで職を去ることは、断腸の思いであります。しかしいずれも、自民党として国民の皆様にお約束をした政策であり、新たな強力な体制のもと、さらなる政策推進力を得て、実現に向けて進んでいくものと確信しております」と後悔の言葉を口にした。

 そして、「次の総理が任命されるまでの間、最後までしっかりとその責任を果たしてまいります。そして、治療によってなんとか体調を万全とし、新体制を一議員として支えてまいりたいと考えております。国民の皆さま、8年近くに渡りまして、本当にありがとうございました」と語った。

 再び「安倍首相、お疲れさま」の声が広がり、大きなハッシュタグ運動に発展するかもしれない。

(AERA dot.編集部)

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