ウッチャンナンチャンの内村光良さんが、9月25日、26日に毎年恒例のコントライブ「内村文化祭」を開催する。キャイ~ンのウド鈴木さん、女優の岡本あずささんなどがゲスト出演もする予定だ。
【写真】リハーサルに励む内村さん。スタッフからは時に笑い声が漏れていた
「内村文化祭」は、今回で4年連続での開催となるが、今年は新型コロナウイルスの影響で、初のオンライン配信、無観客での実施となる。会場は通常であれば1800人の収容が可能な横須賀芸術劇場だが、本番当日は客席には誰もいない。お客さんの反応がまったく分からないという状況は、コントライブとしては異例だ。
芸歴は35年。芸人として確固たる地位を確立している内村さんが今もなおネタを作り続ける理由とは何なのか。本番に向けて、リハーサルに励む内村さんがAERA dot.のインタビューに応じた。
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――今回の「内村文化祭」は初の無観客での開催です。お客さんが目の前にいないという状況を想像すると、率直にどう感じますか?
非常に怖いですね(笑)。
そもそも今回のコントライブのネタは、3月~4月頃にはもう書いていて、元々お客さんあり気で考えていたものばかりなので、やってみるとこれがなかなか難しい。特に、4人でやるコントなどはお客さんの反応をある程度想定して作ったので、厳しいなぁと…。お客さんの反応次第で、普通だったらどんどんアドリブが出てくるところも、今回は一切ないわけですから。
当日会場にはスタッフさんしかいないわけですし、さらにスタッフさんは本番までにリハーサルで何回もネタを見ているわけですから、本番は絶対誰も笑わないと思います(笑)。
その中で、私達が、どうやって気持ちを作っていくかっていうのが重要ですね。全然笑いが起きないまま進行していくわけですから。これは非常にメンタルが強くなるでしょうね。
――そんな「怖さ」があるのに、なぜ今回、開催を決めたのでしょうか?
開催するかどうかはギリギリまで悩みましたよ。
やめたほうがいいかもしれないと考えたりもしましたが、「内村文化祭」は昨年まで3年連続で開催していましたし、やっぱり毎年毎年その年にやりたいと思ったことをやるライブなので、今年やりたいって思ったことを発表しないままっていうのも惜しいなと。
じゃあ、無観客でもやるかって、最終的には判断しました。
たぶん、赤字でしょうね(笑)。