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6月にジャニーズ事務所を退所後、YouTuberとして活躍する元NEWSの手越祐也(32)。同月23日に開かれた退所会見には「自己満会見」「モヤモヤ会見」など、ファンから怒りの声も挙がった。だが、生中継された動画は、現在までにYouTubeで一千万回以上再生され、その注目度の高さに陰りは見えない。その後も手越はYouTuberとして活動を続け、チャンネル開設からおよそ3カ月で、登録者数は152万人(10月1日時点)と人気YouTuberとして成功を収めている。その手越がAERA dot.の取材に応じ、物議を醸した退所会見や著書、ジャニーズ事務所への思い、そして今後の展望などを語った。取材時間は70分に及んだ。
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――ジャニーズ事務所退所から3カ月がたちました。現在はYouTuerとして活躍していますが、感想を教えてください。
単純にすごく楽しいです。そして確実に未来はYouTubeにあると実感しています。世界に目を向けると、YouTuberの大スターが次々に生まれています。「日本も同じようになる」と確信しています。
――テレビ番組でも手越さんは演者として高い評価を得ていました。
ありがたいことです。でも僕には絶対的にYouTubeが合っていると思います。これまで僕は「テレビは夢をみせるもの」と考えてきました。視聴者ができないこと、普通の人だったら不可能なこと、それらをエンターテイメントとして見せるのがテレビの役割だと考えていました。でも今のテレビでは、コンプライアンスなどさまざまなことが理由で、その夢をみせることが難しくなってしまった。
――演者として、テレビとYouTubeの違いを感じることはありますか?
細かい部分はありますけど、基本的に僕自身は変わらないので、あまりないです。例えばテレビには台本がありますが、僕は基本的に台本なしでやってきました。用意されても読みませんでしたから(笑)。それは情報番組とかサッカー番組でも同じです。YouTubeでも台本はないので「違い」を感じる機会はあまりありません。
――台本を読まなくなった理由を教えてください。
きっかけは19歳のときに出演させていただいた「世界の果てまで イッテQ!」(日本テレビ系)です。「イッテQ」は、そもそも台本が用意されていないんですよ。やることがきっちり決まっていない状況で海外に放り出されていました(笑)。とくに僕は一人で成立させるロケが多かったので、進行とボケとつっこみを一人でやる必要があった。幸いなことに、そこで経験を積むことができましたし、ある程度の評価を得ることもできました。だからあの番組には本当に感謝しています。