続いてがんばっているのはネット銀行。イオン銀行(一部店舗もあり)が条件なしにiDeCoの最低手数料を打ち出している。ネット銀行の中ではソニー銀行も、iDeCo残高や掛け金累計額50万円以上という条件付きながら、安い。

 窓口のある大手証券では大和証券が条件なしに安い。その後に野村、SMBC日興証券が続く(受付は三井住友銀行)。余談になるが、SMBC日興証券のオウンドメディア「日興フロッギー」は初心者がやさしく投資の知識を得られるサイトとして人気。まずはここで学んでからiDeCoにチャレンジするのもいい。

 メガバンクのiDeCo手数料は総じて高めだ。みずほ、三井住友、りそなは条件付きでネット証券並みになるような設定をしている。

 ただメガバンクは「いつも使っている銀行で、そのままiDeCoも」という利便性はある。預金と投資信託をシームレスに管理できる点は魅力だ。

 銀行の投資信託はコストが高いイメージもあるが、三井住友銀行は信託報酬が業界最安値水準の「SMBC・DCインデックスファンド」シリーズを出し、話題になっている。

(構成/安住拓哉、編集部・中島晶子、伊藤忍)

※アエラ増刊『AERA Money 今さら聞けない投資信託の基本』の記事に加筆・再構成

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