4年連続の総合司会に内定した内村光良 (c)朝日新聞社
4年連続の総合司会に内定した内村光良 (c)朝日新聞社
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 今年のNHK紅白歌合戦は、1951年の開始以来初となる無観客での開催が決まった。司会者も発表され、紅組は二階堂ふみさん、白組は大泉洋さんが務める。総合司会は、「ウッチャンナンチャン」の内村光良さん(56)。内村さんは早くから内定しており、4年連続の大役となる。芸能評論家の三杉武さんはこう話す。

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「8月の大型歌番組『ライブ・エール』(NHK)の司会を内村さんが務めた時点で、業界内では今年の紅白も内村さんだろうという話はありました。コロナ禍での特殊な回になるので、実績と経験のある内村さんが選ばれたのは妥当でしょう」

 気になる出演者はまだ発表されていないが、芸能リポーターの石川敏男さんは、“目玉”となる目ぼしい人物がいないと話す。

「今年はコロナの影響で活躍できた人がいないから、昨年から売れている人が選ばれるのではないでしょうか。目新しさに欠け、人選に苦しんでいると思います」

 白組は、五木ひろし、郷ひろみ、氷川きよし、福山雅治、山内惠介、ゆず。紅組は、石川さゆり、いきものがかり、坂本冬美、島津亜矢、松田聖子、ドラマ「M」で話題になった浜崎あゆみらの出演が堅いとみられている。

 初出場を期待されるのは、SNSなどを通じて人気を集めた曲「香水」の瑛人や、オーディションプロジェクトから生まれたNiziU(ニジュー)だ。三杉さんは、

「瑛人は7月に『ミュージックステーション』に出演し、話題性もある。NHKは将来的な受信料確保のために若い視聴者を獲得したいという思惑があるため、男性女性のアイドルグループやアニメソングの歌手を出す流れがありますから、NiziUはまさにピンポイントですね」

 特別企画として期待されるのは、10月7日に亡くなった作曲家・筒美京平さんとゆかりのある歌手たちだ。石川さんがこう話す。

「筒美京平さんの曲を歌いながらしのぶコーナーがあってもいいですよね。ジュディ・オングの『魅せられて』とか。昭和の人間にとっては、耳になじんでいる曲が流れてきてほしいと思います」

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