故・ジャニー喜多川氏が企画・構成・総合演出を務め、滝沢秀明の主演舞台として始まった「滝沢演舞城」を経て生まれた、和のエンターテインメント「滝沢歌舞伎」。滝沢の引退を受け、2019年から、滝沢秀明演出・Snow Man主演で「滝沢歌舞伎 ZERO」として新たなスタートを切った。
この舞台が今年、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、映画化。Snow Manの映画単独初主演作となる「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」の完成記念イベントが、11月24日、東京の国立新美術館で行われた。
■自己紹介で宮舘が言葉を噛むレアシーンから会見スタート
「滝沢歌舞伎 ZERO」のオープニング曲でもある「ひらりと桜」とともに、白幕に9人が横一列に並ぶシルエットが大きく映し出される。その幕が切って落とされると、その名にちなんだ雪の紋が入った羽織袴を着用したSnow Manのメンバーが姿を見せた。
順に自己紹介を兼ねた挨拶をしていくなか、深澤辰哉(28)がマイクを叩いて「あー」とテストの振りをすれば、阿部亮平(26)から「入ってるから!」の声が、宮舘涼太(27)が珍しく言葉を噛めば、向井康二(26)から「緊張してるな、だてさん!」、佐久間大介(28)から「レアですよ、レア!」の声が飛ぶ。その佐久間が「本日の滝沢歌舞伎のイベントも、Snow Manが傾(かぶ)かせていただきまーす!」と足を踏み鳴らし見栄を切ると、ラウール(17)が「絶対(オンエアで)使われるやつじゃん!」と叫ぶ。そんな和気あいあいとした雰囲気のなか、完成記念イベントの会見はスタートした。
Snow Manの映画単独初主演作「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」は、2019年の舞台「滝沢歌舞伎 ZERO」同様、ダンス、アクション、腹筋太鼓、歌舞伎といったパフォーマンスから成る第1幕と、鼠小僧次郎吉が姿を消した江戸の町を舞台に繰り広げられる時代劇の第2幕の、2部構成だ。
完成した作品を観た目黒蓮(23)が、「たしかに映画を観ているんですけど、舞台を観ている感覚もある。映画でもない舞台でもない、新しいジャンルを感じられて、すごく楽しかった」と語った通り、舞台と映像とを融合させたエンターテインメントに仕上がっている。
舞台と映画との違いや印象に残っている撮影について、メンバーが語った。