大学院卒ジャニーズで知られ、超難関といわれる気象予報士の試験にも合格、"阿部ちゃん先生"でおなじみのSnow Man阿部亮平さん。小中学生向けニュース月刊誌「ジュニアエラ」11月号では、阿部さんに子ども時代のエピソードや勉強を楽しくするコツなどを聞いた。

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──小学生のときはどんな子どもでしたか?

 小さいころは引っ込み思案だったこともあって、小学2年生から母のすすめでダンスを習い始めました。その当時からずっと茶髪にしてて、今思うとなんで校則に引っかからなかったのかな、と(笑い)。友達とも仲良くて、放課後も誰かの家や公園に集まってました。僕が通っていた小学校は当時、校舎の周りをぐるっと鉄棒が囲んでいるような、運動にすごく力を入れている学校でした。器械体操のテストが毎学期あって、運動会やマラソン大会も毎年盛り上がってましたね。

──子どものころの夢は何でしたか?

 小3ぐらいから、踊れる算数の先生(笑い)。今もバリバリの理系ですけど、当時から算数と理科は得意でしたね。一方で国語とか、地理や歴史は苦手。親は「勉強しなさい」って言うほうではなかったけど、自然と宿題は先にするタイプで、勉強は得意なほうだったとは思います。負けず嫌いな性格で、テストでは100点を取れないと悔しかったし、友達と競い合って円周率100ケタ以上を暗記してました。

──今までいろんな試験を乗り越えてきた阿部さん。勉強のコツを教えてください。

 一番大切なのはモチベーション(やる気)を維持することだと思います。僕がよくやっているのは、お気に入りのペンやノートを使って気分を上げること。「これが終わったらデザートを食べる」とか、ご褒美をたくさん作るとかね。あとは、試験前こそいっぱい寝て、体調をしっかり整えるのも超大事です。

 僕の場合、ジャニーズの活動と勉強の両立は本当に大変だったけど、今やっている勉強を将来Snow Manとしてデビューしたときに絶対に還元するんだっていう気持ちが一番のモチベーションでした。得意な勉強を自分の強みにして、世の中に出ていくんだ、と。 

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AERA編集部
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