鈴木君だけじゃなく、世の中の飲食店をやっている方々、とんでもなく追い詰められていると思います。何が不安って、17日までとなっているけど、結局その先も、延長するだろうとみんな思ってるわけです。
11月21~23日の連休でGoToを使って多くの人が旅に出ました。あの連休中にコロナに感染した人の数字が、おそらく来週くらいには出てくるんじゃないかと思います。そしたら感染者の数は、さらに増えていくんじゃないかということは想像できます。
そこから「17日以降もやはり短縮営業を~」となるんじゃないかと予想している人が多い。何が一番嫌かって言うと、みんな大体想像ついてることを、なんか隠されてるような気がしてね、それが余計に大きな不安になるんです。そこが一番嫌なんです。
年末年始の時間短縮も要請することになるかもしれないということを、その可能性があるなら、早めに言ってほしいわけです。店をやってる身からしたら。今から準備すれば多少なりともできる策はあるかもしれない。
日本の飲食店の最大のピンチ。鈴木君の顔面麻痺が早く治りますように。そして、飲食店をやっている人の不安が少しでも希望に変わる日が早く来ることを本当に願うしかない。
さあ、策を練ろう。ただ、待ってるだけではうちの店もつぶれる。
■鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。10/31スタートのテレビ朝日系ドラマ「先生を消す方程式。」の脚本を担当。