お鍋で炊いたごはんは格別!(筆者撮影)
お鍋で炊いたごはんは格別!(筆者撮影)
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サーモンは小骨の心配がない刺身用を使用(筆者撮影)
サーモンは小骨の心配がない刺身用を使用(筆者撮影)
お米を研ぐときにザルを使うと、子どもでもやりやすい(筆者撮影)
お米を研ぐときにザルを使うと、子どもでもやりやすい(筆者撮影)

 実は、我が家には炊飯器はありません。かれこれ3年前にお米を土鍋で炊く生活を始めてから、すっかり鍋で炊くご飯の虜になってしまいました。
その美味しさはもちろん、蒸らし時間が終わってお鍋の蓋を開けた瞬間の湯気とともに現れる白米の輝かしさといったら……もう最高です! 毎回のことなのに、いつも感動してしまいます。

【写真】子どもでもやりやすいお米のとぎ方

 お鍋でご飯を炊くのは難しそう……と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。炊飯器に比べて早く炊き上がるし(吸水の時間を入れるとトントンですが)、お鍋の手入れはシンプル。我が家では当初は土鍋を使用していましたが、今はよりお手入れが簡単なホーロー鍋を使用しています。

 お鍋を使うと、炊飯器を使っていたときよりも、子どもたちに「ご飯を炊く」という行為が伝わりやすいような気がします。日本の伝統的な食文化は、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されたほど。その基本であるご飯の炊き方を子どもたちに教えることは、日本文化に触れる第一歩であると思います。

 そこで今回は、子どもたちと一緒に作れる、旬の食材を使った炊き込みご飯をご紹介したいと思います。

 材料は4人分、使うお米は2合。「お米を2合準備してね」と言うと、聞きなれない単位に子どもたちは「ゴウって何?」となります。そこで、「合は、昔から日本にある単位で、お米を量るときには、今でも昔ながらの単位を使うんだよ」と伝えましょう。

 次はお米を研いでいきます。

 お米を研ぐのは、お米の表面についているゴミやぬかを取り除くため。最初にゆっくりしていると、ぬかの匂いがついたままの状態で水を吸ってしまいます。最初の2、3回は軽く混ぜたらすぐに水を変えましょう。

 私は子どもに、こんなふうに説明します。

「お米は最初、カラカラの状態でとってものどが渇いているの。でも、最初のお水は白く濁っていて、あんまりきれいじゃないよね。だから最初のお水はすぐに流して、お水がきれいになってから、米にたくさんお水を飲んでもらおうね」

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武田昌美

武田昌美

武田昌美(たけだ・まさみ)/リトルシェフクッキング株式会社代表取締役、子ども料理研究家。料理を通じて子どもの才能を開花させ、挑戦する勇気・失敗への前向きな姿勢を養うことを目的とする料理教室「リトルシェフクッキング」を経営。2歳から19歳まで、のべ2000人以上の子どもに料理の楽しさを教えている。https://little-chef-cooking.com

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