ジェーン・バーキン、12年ぶりのオリジナル・スタジオALをリリース
ジェーン・バーキン、12年ぶりのオリジナル・スタジオALをリリース

 フランスを代表するシンガー/女優のジェーン・バーキンが、ニュー・アルバム『Oh! Pardon tu dormais…』を本日リリースした。2008年の『冬の子供たち』(原題:Enfants D'hiver)から12年ぶりのオリジナル・スタジオ・アルバムとなる。

 ジェーン・バーキンがエティエンヌ・ダオ、ジャン・ルイ・ピエロと共に制作した、とてもパーソナルなレコードだという本作は、数年前にジェーンが脚本と監督を手掛けた舞台『Oh! Pardon tu dormais...』をミュージカル仕立てに脚色した作品ともいえる。

 当時『Oh! Pardon tu dormais...』を観たエティエンヌ・ダオは大変気に入り、何度も劇場に足を運んだ。それから何年もかけてそのミュージカル版をやろうとジェーンに説得を試み、曲作りのセッションが始まった。エティエンヌとジャン・ルイ・ピエロが数か月かけてジェーンのために書いたメロディを聞かせ、それに合わせてジェーンが書いた歌詞の手直しを行う、そういった作業が夢のようにうまく進んだという。当初は『Oh! Pardon tu dormais...』の脚本にインスピレーションを得ていたが、徐々にそこから離れ、より身近で差し迫ったテーマが浮かび上がってきた ―(7年前に亡くなった)ジェーンの娘ケイト・バリーのこと、損失、傷心、亡霊、英語で書く歌詞―そして少しずつ別の地平に向かって漂っていった。

 ジェーン・バーキンは「エティエンヌは私を古傷から救い出し、憂鬱と惰性から連れ出してくれた。お互いにすべてを与え、すべてを受け取り、3人で創り上げたものに私はいまだに驚愕し、言葉を失うのです。私たち、これを産み落としたのよ……そう考えると、感動です」と語っている。

◎リリース情報
アルバム『Oh! Pardon tu dormais…』
2020/12/11 RELEASE
https://umj.lnk.to/jane-birkinpr