印象的な入場も記憶に残る越中詩郎(写真/gettyimages)
印象的な入場も記憶に残る越中詩郎(写真/gettyimages)
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 プロレスの入場シーンは華であり、入場曲は何よりも重要。選曲によってファンの思い入れや、試合への注目度が大きく変わることも多々ある。

 古今東西、心に響いたカッコ良くてクールな名曲は多い。そこで今回は印象に残る日本人レスラーのカッコイイ入場曲を独自にランキング形式で、エピソードとともに紹介する。

 長州力『パワーホール』、天龍源一郎『サンダーストーム』、ジャンボ鶴田『J』、三沢光晴『スパルタンX』、橋本真也『爆勝宣言』、武藤敬司『HOLD OUT』、蝶野正洋『CRASH』……。

 上記の入場曲はどれも有名なものだが、今回は改めて知ってもらいたい名曲もあるため、ランキングからは外させて頂いた。

*  *  *

10位:アントニオ猪木『炎のファイター』

「イノキ!ボンバイエ!」は、国民に浸透しているフレーズ。対戦したボクシング、モハメド・アリの自伝映画内で使用された曲が猪木に譲渡されたという経緯がある。高校サッカーなどでの応援歌定番曲として、今でも耳にする。猪木の元妻である倍賞美津子が「いつも一緒なの、愛があるから」と日本語歌詞で歌ったことでも有名。

9位:ジャイアント馬場『王者の魂』(曲・実川俊、TEmPA)

かつて使用していた『日本テレビスポーツのテーマ』(曲・黛敏郎)は全日本という感じ。対するこの曲は晩年のジャイアント馬場、そのもの。使用した時期は84年あたりからだったが、重厚感溢れる曲調から生前の勇姿が蘇って来る。サッカー・柏レイソルが本拠地での選手紹介時に使用したことでも話題になった。競技を超えて『王道』を体現した曲。

8位:山崎一夫『UWFメインテーマ』(曲・桜庭伸幸)

団体テーマ曲であった曲を、自身の退団、団体消滅後も現役引退まで背負い続けた。00年2月26日リングス日本武道館、田村潔司が入場に使用したことで伝説化されている。UWFは新日本へのアンチテーゼ的意味合いで立ち上げられた団体。現役晩年、新日本を主戦場だった山崎があえてこの曲を使用したことにレスラーの矜持を感じる。

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