早稲田大学は慶応大学と並び、難関私学のトップ校であるが、入学者の傾向に近年、変化が見られるという。

 10年前と比較した今年の合格者数上昇ランキングを見ると33校中、豊島岡女子学園、頌栄女子学院、隻葉、女子学院、富士見、光塩女子学院(以上、東京)、鎌倉女学院(神奈川)と女子校が7校もランクインしている。バンカラなイメージがある早大だが、全学部に占める女子学生の比率は、2002年度の28.5%から11年度には35.1%へと上昇しているのだ。

 鎌倉女学院の船橋栄治・進路指導担当は言う。

「生徒の要望に最大限応える進路指導をしてきました。早大を志望する生徒は、昔はほとんどが文学部でしたが、今は政経学部や法学部など多岐にわたります」

 女子校が躍進したこの10年。今後はどんな学校が伸びるだろう。

週刊朝日 2013年3月29日号

[AERA最新号はこちら]