【米ビルボード・ソング・チャート】24kGoldn&イアン・ディオール通算8週目のNo.1、ジャスティン新曲初登場6位
【米ビルボード・ソング・チャート】24kGoldn&イアン・ディオール通算8週目のNo.1、ジャスティン新曲初登場6位
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 24kGoldnの「ムード feat.イアン・ディオール」が8週目の1位をキープした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 先週のチャートで4週ぶりに首位復帰を果たした「ムード」は、 ストリーミング・ソング・チャートでも先週の5位から1位に返り咲き、エアプレイ・チャートでは11週目、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとオルタナティブ・ソング・チャートでは各19週、ラップ・ソング・チャートでは13週目の1位をそれぞれキープした。

 TOP3は先週と変わらず、2位はアリアナ・グランデの「ポジションズ」、3位はザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」がそれぞれ同位を死守した。「ポジションズ」は2020年11月7日付チャートで1位に初登場し、「ブラインディング・ライツ」は同年4月4日から通算4週を記録して、昨年の年間チャートでは1位を獲得。「ブラインディング・ライツ」のTOP10の滞在記録は44週、TOP5は35週目にそれぞれ歴代最長を更新している。

 4位も先週に続き、ジャスティン・ビーバーの「HOLY feat.チャンス・ザ・ラッパー」がキープ。ジャスティンは、1月1日にリリースした新曲「Anyone」も今週6位に初登場させ、TOP10に2曲を送り込んでいる。「Anyone」のデビューによりTOP10のランクイン数は22曲に更新され、エミネムと並ぶ歴代17位に、男性ソロ・アーティストでは9位に浮上した。

Hot 100のTOP10入り楽曲数
42曲 ドレイク
38曲 マドンナ
34曲 ザ・ビートルズ
31曲 リアーナ
30曲 マイケル・ジャクソン
29曲 テイラー・スウィフト
28曲 スティーヴィー・ワンダー
28曲 マライア・キャリー
27曲 ジャネット・ジャクソン
27曲 エルトン・ジョン
25曲 リル・ウェイン
25曲 エルヴィス・プレスリー
23曲 ホイットニー・ヒューストン
23曲 ポール・マッカートニー
23曲 ローリング・ストーンズ
22曲 エミネム
22曲 ジャスティン・ビーバー

 「Anyone」は初週1,650万再生を記録して、ストリーミング・ソング・チャートで2位に、22,000ダウンロードを記録して、デジタル・ソング・セールス・チャートでは1位にそれぞれデビューした。セールス・チャートでの首位獲得は通算13曲目で、ドレイクの12曲を上回り男性ソロ・アーティストの歴代最多記録を更新。全てのアーティストを含めると、テイラー・スウィフト(21曲)、リアーナ(14曲)に続く3位に上昇した。

 両曲の間、5位にはクリス・ブラウン&ヤング・サグのコラボレーション・ソング「ゴー・クレイジー」が先週の6位から上昇し、TOP5入りを果たした。初のランクインからTOP5までに要した期間は35週で、昨年の11月14日付チャートで歴代最長期間を更新したギャビー・バレットの「アイ・ホープ feat.チャーリー・プース」の45週、イマジン・ドラゴンズの「レディオアクティヴ」(2013年)が記録した42週に続く歴代3番目、男性ソロ・アーティストとしては最長記録を更新した。

 TOP5ランクインまでに30週を超えたタイトルは以下の通り。

()内は達成年
45週 ギャビー・バレット「アイ・ホープfeat.チャーリー・プース」(2020年)
42週 イマジン・ドラゴンズ「レディオアクティヴ」(2013年)
35週 クリス・ブラウン&ヤング・サグ「ゴー・クレイジー」(2021年)
34週 フロリダ・ジョージア・ライン「クルーズfeat.ネリー」(2013年)
30週 ボビー・ヘルムズ「ジングル・ベル・ロック」(2020年)
30週 ブレンダ・リー「ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー」(2019年)
30週 マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(2019年)
30週 ローンスター「アメイズド」(2000年)

 前述にあるように歴代最長記録を打ち出したギャビー・バレットの「アイ・ホープfeat.チャーリー・プース」は、今週も10位に粘り強くランクインしていて、カントリー・ソング・チャートでは24週目の1位をキープしている。

 先週10位にTOP10入りしたデュア・リパの「レヴィテイティングfeat.ダベイビー」は7位に最高位を更新し、ドレイクの「ラフ・ナウ・クライ・レイターfeat.リル・ダーク」は7位から8位にランクダウンした。

 先週の11位から9位にTOP10入りしたのは、米ニューヨーク出身の3兄弟によるトリオ・ポップ・バンド=AJRの「Bang!」。週間5,250万回を記録して、エアプレイ・チャートで9位、11,000ダウンロードを記録して、デジタル・ソング・セールス・チャートでは2位を記録した。その他、ポップ・エアプレイ・チャートで6位、アダルト・ポップ・エアプレイ・チャートでは4位にそれぞれ上昇している。

 Hot 100でのこれまでの最高位は、2014年に「I'm Ready」が記録した65位で、2017年に「Weak」が73位、翌2018年には「Burn the House Down」が100位にランクインしたが、TOP10入りは同曲が初の快挙。また、リリース元のレーベル<AJR Productions>としても初のランクインを果たした。なお、アルバム・チャート“Billboard 200”では、2019年5月11日付チャートで『ネオシアター』が9位にTOP10入りしている。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは1月15日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「ムード」24kGoldn feat.イアン・ディオール
2位「ポジションズ」アリアナ・グランデ
3位「ブラインディング・ライツ」ザ・ウィークエンド
4位「HOLY」ジャスティン・ビーバーfeat.チャンス・ザ・ラッパー
5位「ゴー・クレイジー」クリス・ブラウン&ヤング・サグ
6位「Anyone」ジャスティン・ビーバー
7位「レヴィテイティング」デュア・リパfeat.ダベイビー
8位「ラフ・ナウ・クライ・レイター」ドレイクfeat.リル・ダーク
9位「Bang!」AJR
10位「アイ・ホープ」ギャビー・バレットfeat.チャーリー・プース