東京03飯塚悟志(C)朝日新聞社
東京03飯塚悟志(C)朝日新聞社

 霜降り明星、EXIT、ハナコなど、「お笑い第7世代」と言われる芸人たちの起用が増えている昨今。バラエティ番組からドラマまで活躍を見せる一方、最近は40代、50代の中堅になってさらに人気に火が付くという芸人も多い。

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 お笑いコンビ・ずんの飯尾(52)は「ぺっこり45 度」「忍法メガネ残し」など、独自の世界観から繰り出されるギャグがお茶の間に浸透。アラフィフなってブレイクを果たした。ピン芸人のヒロシ(48)は自身のYouTubeのソロキャンプ動画が話題に。現在、チャンネル登録者数 100万人を超え、屈指の人気となっている。また、お笑いトリオ・東京03の角田晃広(47)は昨年、高視聴率を連発したドラマ「半沢直樹」(TBS系)で東京中央銀行・証券営業部の三木重行を好演。「半沢」後から角田はCMに引っ張りだこだが、「今年は東京03・飯塚悟志(47)の人気も跳ね上がる」と話すのは週刊誌の芸能担当記者だ。

「東京03のリーダーで、脚本力も高くコント職人という印象が強いですが、一方、昨年12月に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の『ついつい深夜に食べちゃう芸人』で、毎回突っ込みを担当しているアンジャッシュ・渡部建の代役で出演し、的確かつ優しさを感じさせる突っ込みが大好評でした。SNS上でも、『なごんだよ~』『おもしろかった! 神回!』と称賛の声が目立っていましたね。また、昨年12月、雨上がり決死隊の宮迫博之が自身のYouTubeで、『芸人の中でいちばん演技が上手い』というトークテーマにおいて飯塚の名を挙げ、『ただそこに立ってるだけの芝居がめちゃくちゃ上手い』『普通に歩くっていう芝居がいちばん難しかったりするわけ。でもそれが普通に自然にできている』とベタ褒めしていました」

 実際、昨年10月期のドラマ「この恋あたためますか」(TBS系)で、コンビニの店長役を好演。現在、CMでは受験生役の加藤清史郎を見守る教師役も見事にこなしている。話題作に出演すれば、角田のように俳優としての知名度もアップするだろう。一方、笑いに対する情熱も凄い。「ザテレビジョン」(2019年8月19日配信)では角田が飯塚について、「お笑い以外の趣味がない人」「四六時中、お笑いが頭から離れないからネタの直しが早い」と語っていたこともある。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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角田を辞めさせずに世に出すことを使命に