よくも悪くも時代は変化するので、やり過ごすしかないと思います。YouTubeでも、スランプや再生回数が伸びない時期はありますが、耐えるしかない時期は淡々と仕事をしていました。実店舗はテナント代や人件費などの固定費がかかるので、一旦はお店を閉める方が良い場合もあります。そして、良い時期が来るまで待ちます。おそらく3~5年ほどで、また元の仕事ができる日が来ます。それまでは他の仕事で食いつないで耐えます。YouTubeでうまくいかない時期は、必死に色々と考えて工夫を凝らしました。今回のコロナ禍で、通販やYouTubeやSNSなどのインターネット事業に活路を見いだしたり、新商品を開発したり、全く違う業種の新事業を始める人もいました。耐えること、挑戦すること、この2つが不可抗力な事態に対抗する手段です。

 苦境を乗り切るコツは、自分に起きていることを他人事として捉えることです。あるタイミングにおいて、自分の人生を自分事として受けとめると、プレッシャーに押しつぶされることがあります。鬱になる可能性も高いです。コロナ禍の苦境は、そのくらい重いです。状況を俯瞰的にみて、「あー、大変だなぁ」と人ごとのように捉えて淡々と対処する方が、精神的に追い詰められることが少ないかもしれません。真剣に悩むほど心は疲弊しますし、いくら悩んでも状況は変わりません。時代は巡るので、必ずまた良い時期がきます。これは、不安定すぎるYouTuberという仕事を6年以上やってきた私なりの”答え”です。

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