放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、「大幸薬品」の「クレベリン×ベアブリック」について。
【ギフトにおススメ! スター・ウォーズとコラボした置き型衛生対策とは?】
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これまで何度か「ギフトの達人」の極意について書いてきた。金額的に相手の負担にならなくて、気が利いている上にタイムリー。この1年ほどは達人たちのギフトアイテムに、マスクや除菌関連商品が加わっていたものである。
最近はコンビニでもそれらが手に入るので、達人セレクションには、「デザインが洒落ている」という特徴が加わった。
1カ月ほど前からフジテレビのメイク室に置かれている「限定 クレベリン×ベアブリック スター・ウォーズ クレベリンスティック」はその代表格と言っていいだろう。「ベアブリック」は、テディベア生誕100周年の2001年にデビューした日本生まれのクマ型ブロックタイプフィギュア。以来、国内外のブランドやアーティストらと数え切れないほどのコラボを果たしてきた。
「クレベリン」はテレビCMでもおなじみ『大幸薬品』のヒット商品で、置き型は室内の様々な場所で使える衛生対策のベースとなる商品だ。
ちなみに、6畳相当の閉鎖空間では、浮遊・付着ウイルスの一種、浮遊・付着菌の一種を180分間で99.9%低減できることが確認されているという。
実は、クレベリン置き型とベアブリックのコラボモデルは既に第5弾。キャラクターは「ダース・ベイダー」「R2−D2」始め全6種類だ。ランダムに1種が封入されていて、スティックタイプの「クレベリン」と専用ケースがセット販売されている。フジテレビのメイク室に、この6種類全てが置かれた途端、「何これ?」「スター・ウォーズ?」「ベアブリック?」と、何人のタレントやアナウンサーが食いついたことだろう。
『バイキングMORE』出演時、同局のメイクさんたちにはたいへんお世話になっている私も、その一人だった。
聞けば、「メイクさんたちも毎日大変でしょう」との労(ねぎら)いの言葉と共に、コロナ関連でおなじみの某男性文化人がプレゼントしてくれたという。
テレビ局の中でも生ワイドやニュースは休みナシ。番組に不可欠なメイクさんたちは1度目の緊急事態宣言時から不休だったうえ、欠品するマスクや衛生用品を求め、代わる代わる開店前の問屋に行列してくれていた。
そんな彼女たちの仕事ぶりを深く理解したうえでの最高のギフト。心から見習いたいと思った。
山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
※週刊朝日 2021年3月5日号