井之脇海(C)朝日新聞社
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 TOKIOの長瀬智也と脚本家の宮藤官九郎が11年ぶりにタッグを組んだ連続ドラマ「俺の家の話」(TBS)。長瀬はピークを過ぎたプロレスラー役という設定ながら、現役レスラー張りの肉体美を完成させドラマに参加しており、SNS上では驚愕と称賛の声があがっている。

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 そんな長瀬の後輩レスラー「プリティ原」として登場する井之脇海(25)も10kg以上増量し、身体作りをしたことで注目が集まっている。ドラマの公式サイトでは「長瀬さんの身体の仕上がりを見て、さらに気合を入れて頑張らなくてはと思いました。髪型やコスチュームにもこだわって、“プリティ”に演じたいと思います!」と語っており、本作への意気込みが感じられる。

 井之脇と言えば、2010年の映画「告白」、2017年の連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK)、2019年の大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」(NHK)など、多くの話題作に出演している若手の実力派俳優。昨年だけでも、ドラマ「教場」(フジテレビ)、「伝説のお母さん」(NHK)、「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(フジテレビ)、「ハルとアオのお弁当箱」(テレビ東京)、映画「サイレント・トーキョー」など、実に10本以上のドラマや映画に出演をしている売れっ子だ。

「幅広いジャンル、さまざまな役柄で多くの作品に引っ張りだこですが、作品に出演するたびにSNS上では『このドラマにも出てる!』『えっ、コレ井之脇くんだったんだ』など、ファンを中心に盛り上がりを見せています。実は9歳のころから役者をしているので、芸歴は15年以上。日本大学藝術学部映画学科演技コースを卒業しているのですが、在学中に脚本・出演もした初監督作品の短編映画『言葉のいらない愛』は、カンヌ映画祭ショートフィルムコーナー部門で入選を果たしています。また、ピアノの腕前もピカイチで、『ひよっこ』(NHK)に音楽家の卵として出演した際は、指揮するだけの予定が、井之脇さんがピアノ経験者ということで、オルガンで演奏するシーンが追加されたそうです」(テレビ情報誌の編集者)。

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