

丸山茂樹氏はイギリスのゴルファー、リー・ウェストウッド氏の活躍を賞賛する。
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「春の甲子園」と呼ばれる選抜高校野球大会が始まりました。去年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になったから、2年ぶりですね。
お客さんも1試合1万人を上限に入れて。アルプス席は学校の関係者に限定して、最高で1千人ですか。お客さんが入ってると選手の励みになるし、気分的にも違うと思いますけど、ちょっとこわいなあ。何事もなく決勝戦まで終わるのを祈るばかりです。
さて米PGAツアーでは47歳の奮闘が光ってます。イギリスのリー・ウェストウッドです。2週続けて20歳年下のブライソン・デシャンボーと最終日最終組で回り、どちらもトップに1打差の2位。勝ちきれはしませんでしたけど、素晴らしいですよね。
男子のゴルフ界が飛距離だ、飛距離だと言われてる中、デシャンボーにティーショットで50ヤードも置いていかれるシニア目前の選手がああいうパフォーマンスをしてくれる。ゴルフはやっぱり飛ばすだけじゃないというのを示してくれてます。
僕がデビューしたときからウェストウッドは有名人でした。欧州ツアー25勝、米ツアー2勝、日本でも4勝。僕の中ではずっと、イギリスのスーパースターですね。
めちゃくちゃいいヤツです。会うといつも声をかけてきてくれるし、一緒に回っても明るいし、いいパーソナリティーですね。悪い評判は一切耳にしたことがないです。
日本に来ても楽しそうにプレーする姿を見てきました。「三井住友VISA太平洋マスターズ」は1996年から3連覇してますよね。「すげえな、コイツは」と思いました。長いスランプの時期もあったけど、一線であのトシまでやれてるってのはもう、プロゴルファーの鑑(かがみ)ですよね。
ウェストウッドとダレン・クラーク(52)っていう選手が仲よくて、彼らは同じマネジメント会社でね。そこのマネジャーがまた、すごくいい人だったなあ。欧州ツアーの人は一見暗そうだけど、フレンドリーだなと思いました。一見すごくシビアなのかなと思いながら、実はいい人なのかなって。