31年ぶりの日経平均株価3万円台で、つみたてNISAの口座開設数もうなぎのぼり(c)朝日新聞社 
31年ぶりの日経平均株価3万円台で、つみたてNISAの口座開設数もうなぎのぼり(c)朝日新聞社 
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※2020年3月19日現在。毎日つみたては、投資信託のつみたて申込時に「毎日」を選ぶことで自動的に日々つみたてが行われる機能を実装している場合を「○」とした。auカブコム証券の毎日つみたては、基本的には月単位で「毎月、○日」などを指定する方式だが、「毎月1日」「毎月2日」……と31種類の積立プランを設定することで実質的な「毎日つみたて」が可能。「つみたて金額」は、つみたてNISAで投資信託を買う場合の最低購入金額で、窓口など通常の方法で投資信託を買う場合はゆうちょ銀行で5000円~、通常の銀行で最低1万円以上になっているケースが大半(主要ネット証券5社は通常購入でも100円~)。三菱UFJ銀行のつみたて金額は「Eco通知(インターネット通知)」を利用し、かつインターネットバンキングから申し込んだ場合。りそな銀行のつみたて金額は電子交付サービスを利用し、インターネットバンキングから申し込んだ場合。SBI証券のクレジットカードつみたては6月30日~。マネックスカードは春以降に発行、クレジットカードつみたて等の機能実装時期は後日発表予定。イオン銀行は全国に141店舗ある。PayPay銀行は4月5日にジャパンネット銀行から社名を変更
※2020年3月19日現在。毎日つみたては、投資信託のつみたて申込時に「毎日」を選ぶことで自動的に日々つみたてが行われる機能を実装している場合を「○」とした。auカブコム証券の毎日つみたては、基本的には月単位で「毎月、○日」などを指定する方式だが、「毎月1日」「毎月2日」……と31種類の積立プランを設定することで実質的な「毎日つみたて」が可能。「つみたて金額」は、つみたてNISAで投資信託を買う場合の最低購入金額で、窓口など通常の方法で投資信託を買う場合はゆうちょ銀行で5000円~、通常の銀行で最低1万円以上になっているケースが大半(主要ネット証券5社は通常購入でも100円~)。三菱UFJ銀行のつみたて金額は「Eco通知(インターネット通知)」を利用し、かつインターネットバンキングから申し込んだ場合。りそな銀行のつみたて金額は電子交付サービスを利用し、インターネットバンキングから申し込んだ場合。SBI証券のクレジットカードつみたては6月30日~。マネックスカードは春以降に発行、クレジットカードつみたて等の機能実装時期は後日発表予定。イオン銀行は全国に141店舗ある。PayPay銀行は4月5日にジャパンネット銀行から社名を変更

「つみたてNISA」で買う金融商品は投資信託(以下、投信)がメイン。投信は銀行で買えるので、証券会社以外では通常の銀行、ゆうちょ銀行、一部のネット銀行でもつみたてNISA口座を開ける。どこでつみたてるのが得なのか? 「AERA Money 2021春号」では、つみたてNISAを利用できる金融機関を徹底比較している。



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 ネット証券、大手証券、銀行という3つの窓口別に「毎日つみたてできるか」「つみたての最低金額」「つみたてNISA対象投信の本数」「クレジットカードつみたてが可能か」「窓口対応があるか」の有無をまとめた。

 まず、ネット証券で急速に普及しはじめたクレジットカード決済に注目したい。月々のつみたてでカードのポイント(つみたて金額の0.5~1%)も貯められるのだ。これはおいしい。

 たとえばマネックス証券ではこの春、新しいクレジットカードを発行する。提携先の新生銀行傘下のアプラスとの共同事業だ。今後、クレカを通じて投信のつみたてもできるように準備をすすめている。
 
 同社のカードでは100円の買い物で1ポイントが付与され、マネックスでの株式売買手数料に充てたり、マネックスのグループ会社のコインチェックで暗号資産(仮想通貨)に交換したりすることもできる。
 
 先発組では、楽天証券での楽天カードによる投信のつみたてが人気。SBI証券も三井住友カードによる「投信積立サービス」を2021年6月末にはじめる。

 次に注目したいのは、取り扱っている投信の本数。150~170本の品ぞろえを誇るネット証券が、投信選びの自由度では群を抜いている。

 品ぞろえという点では、大手のSMBC日興証券も147本とがんばっている。また、PayPay銀行も62本ではあるが、格安の投信ばかり取りそろえている。

 信託報酬の安さで大人気の「eMAXIS Slim」シリーズや「購入・換金手数料なし」シリーズ、「たわらノーロード」シリーズなどを買いたいと思うなら、ネット証券かSMBC日興証券、PayPay銀行がいい。

 なお、ネット証券や大手証券会社では、指定した銀行口座から毎月のつみたて金を手数料無料で引き落としてくれる自動振替サービスがあるので手間もかからない。

 一方、老舗の大手証券会社は対面窓口があるので、何か困ったことを直接相談したいときには便利で安心だろう。

 銀行は、日頃から預金を通じて付き合いもあり、誰にとってもなじみ深い金融機関。しかし、投信の商品ラインアップが少なめなのが難点。自分が買いたい投信があれば、銀行ではじめるのもいい。

(取材・文/安住拓哉、大場宏明、編集部・中島晶子、伊藤忍)

※アエラ増刊『AERA Money 2021春号』より抜粋

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。「AERA」とアエラ増刊「AERA Money」の編集担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などの経済関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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