「フリーとして、朝の番組から夜の番組まで出演し、十分に突っ走ってきた。もうやり切ったという思いがあるのでしょう。結婚も一つの区切りになったのだと思いますし、有吉さんが言っていたように、すれ違いを防ぐためにも、その芽をつぶしておくかというのは本音だと思います。有吉さんは多忙なので、これからは2人の時間を優先し、支えたいとも考えたんでしょうね」(前出の佐々木氏)
引退してしばらくして復帰した女性アナウンサーは数多い。
たとえば、雨宮塔子さんはTBSを1999年に退社し、フランス・パリに留学していたが、17年ぶりにTBS系の「NEWS23」のメインキャスターを一時期務めた。菊間千乃さんは2007年にフジテレビを退社。勉強して司法試験に合格し弁護士となり、今では各局でコメンテーター・タレントとして活躍している。
「夏目さんの引退は残念ですが、有吉さんと結婚したというのはおめでたいこと。昔みたいにいったん引退したのに復帰したら叩かれるという時代ではなく、今の芸能界は復帰がしやすい。地上波テレビだけではなく、ユーチューブやSNSなど、活躍する場は多様化しています」(前出の三杉氏)
前出の佐々木氏は夏目の復帰の可能性について違う見方だ。
「彼女が復帰するとなれば歓迎しない人はいないでしょう。各テレビ局の争奪戦になるかれしれません。そうなれば有吉さんと何かしらすれ違いは生じるでしょう。2人がそれを望まない限り、絶対とは言いませんが復帰の可能性は低いと思います」
もう夏目アナをテレビで見れなくなるかと思うと寂しさもある。秋まで、彼女の司会ぶりを堪能することにしよう。
(AERAdot.編集部 上田耕司)

