ドラマ「ソロ活女子のススメ」の一場面。水族館でビール片手にゆっくり観覧する主人公(江口のりこ) (テレビ東京提供)
ドラマ「ソロ活女子のススメ」の一場面。水族館でビール片手にゆっくり観覧する主人公(江口のりこ) (テレビ東京提供)
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ソロ活女子におススメのスポット (週刊朝日2021年5月7―14日号より)
ソロ活女子におススメのスポット (週刊朝日2021年5月7―14日号より)

 黙活なんて耐えられない──。大半の人の本音ではないだろうか。しかし、この状況を逆手にとった黙活・ソロ活向けのサービスが続々と出てきている。ソロでも楽しめるスポットは確実に増えている。これを機に、究極の「黙ソロ活」を見つけてみてはいかがだろう。

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「黙」を逆手に取り、「売り」に変換できている商業施設は増えている。

「声出しNG 黙筋トレ」。こんな標語を貼り出したのは会員制フィットネスクラブ「ゴールドジム」。1月からはジムはもちろん、ロッカールームでも会話は禁止。エアロビクスも会員いわく「黙レッスン」。参加者はマスク着用で黙々と踊る。

 それでも人は集まるという。エリアマネージャーの米倉拓也さんは言う。

「昨年の緊急事態宣言中、営業を停止していました。クラスターとか出ると閉めなければならなくなるから、みなさん黙ってやっています。また閉められるのは困るという思いがあるのでしょう」

 会話が減り、トレーニングに打ち込みやすい環境になっていることで、「黙」が良い方向に作用しているという。

 東京タワーでは、空気が澄み渡る2月に、黙って景色を眺める「黙展」をした、と申告すれば記念品をプレゼントするイベントを行った(現在は終了)。夜はカップルが愛をささやくデートスポットにもなる場所。普段から「黙」に近い場所ではあるが、コロナ禍で黙活という概念が広がってきたせいもあるのだろうか、実際に黙展をした人は「改めて黙って見ると景色にすごく集中できた」と話したという。

 広報担当者が話す。

「ある意味、黙食(などのブーム)に乗った、というのはあります。ただ、東京タワーという建造物は、60年以上前からあり、変わらない場所から変わりゆく東京の景色を見ることで、改めて自分自身と向き合えるもの。そこに言葉は要らないのだと思います。『黙』はコロナ禍では確実にキーワード。いい意味で使いたいです」

 商業施設に限らず、黙活は教育現場にも採り入れられている。

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