それと同時に体育会系って強いのかなと思った。どういう意味かと言うと、この1年間で東京五輪どうするかでワーっと話が盛り上がっているけど、エンタメと言われる演劇、音楽、映画、もちろんお笑いなど、学生時代で言われる文化系の部活に分類されるものは、軒並みコロナの影響を受けている。お客さんは半減もしくはゼロにさせられている。これから売り出していく俳優が大きな舞台が決まっていたんだけど、それがコロナで中止になってしまった。大物演出家の舞台で中止になっていなかったら、関係者がたくさん見に来てくれて、映画の出演やCMがたくさん決まっていたかもしれない。文化系の部活に分類される人は中止を食らってる。一方、体育会系の人は東京五輪のこともあって、制限されているところはあるけど中心的な存在になっている。
なんか、それを見ていて、学生時代の体育会系と文化系の部活のパワーバランスに似ているなと。天体観測部とかって“集まって星なんか見ている場合じゃない”って言われそうだけど、サッカー部なら“この試合だけ保護者など無観客でやらせてください”って感じ。僕は文化系だけど、メチャメチャ今コロナの影響を受けてるなって。文化系はコロナがなければ、大きな舞台や大きなロケや大きな中継があったかもしれないのに、全部中止になっているよ。オリンピックと規模は比較にならないけど。文化系はあおりを食らっても体育会系のものは強いんだなって、そんなパワーバランスをふと思った。
オリンピックと政治は切り離して考えないといけないのだが、菅さんは東京五輪開催するなら、その理由を説明をしないといけない時にきていると思う。本当のところをぶっちゃけちゃったって、菅政権の時に東京五輪が決まったわけではないでしょ? オリンピックって、言ってみたら日本の固有のモノじゃないじゃない? もし、菅さんが“IOCがやれって言うから”って東京五輪の理由をぶっちゃけても、今後開催されるオリンピックに日本を参加させないとか言わないだろうし、開催国にはなれないかもしれないけど、いいじゃん、それはそれで。
そこは、菅さん、ぶっちゃけて理由を話してもいいんんじゃないの? 赤木ファイルでどれだけぶっちゃけられるかわからないけど、両方ともぶっちゃけられなかったら大変なことになるよ。菅総理や菅政権に反対しているわけではなく、菅さんに対して「仕事、早ぇなー」って思うところもある。応援しているところもあるからこそ、赤木ファイルと合わさって政権が大変なことになる前に、東京五輪をこんな状況でもやらなければならない理由をぶっちゃけちゃといた方がいいんじゃないの?
■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在は全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。オンラインサロン「竹山報道局」は、4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録。カンニング竹山とCalmeraによるユニット・タケヤマカルメラが「ヘイ・ユウ・ブルース」のカバーを披露。「ヘイ・ユウ・ブルース ~許せ、友よ~」はこちらから→https://calmera.lnk.to/hyb