裁判の時に黒塗りだらけで出してこようものなら国民はどう思う? まずは“またか!”って思いますよね。東京五輪のことと合わさって“この政権じゃ、やってらんない!”ってなりますよね。東京五輪の開催直前の6月23日に予定されている裁判で、赤木ファイルの扱いの問題で菅政権、意外とヤバイんじゃないか?

 東京五輪の話と赤木ファイルを一緒にするなって言われるかもしれないけれども、政権にとってみてれば抱えている問題として変わらないことかもしれない。自分たちの生活がうまく回らないと“おいコラ、政権が何やってんだ!”ってなるものじゃないですか。だから、コロナ禍で開催できるか具体的に何も決まっていないような状態の東京五輪のことと赤木ファイルの開示のことが一緒になると政権に対しての信用が全くなくなる。

 東京五輪に話を戻すと、どうもみんなの心がひとつになっていないような気がしてならない。週末のテレビ番組で、世界でいろいろなスポーツの世界大会が行われていると資料を出して分析していた人もいたけど、オリンピックの場合は競技数が多いのと全世界から選手が来る。そうなった時に、日本の立場というか、日本人のコロナ感染者ですらコントロールできていないのに、大阪なんか医療崩壊しそうとかパニックっている時に、全世界から人を受け入れて大丈夫なのか?

 それに対して、アスリートにSNSで東京五輪の中止を訴えてくれというのは話が別。競泳の池江璃花子選手に五輪を辞退してくれとか開催を反対してくれとか書き込むのは、次元が違うというか、そういうことをするからダメなんだろ? そういうことはしちゃダメでしょ! SNSが普及して、そういう書き込みをするのは使い方として一番悪いところですよね。

 その人の気持ちを考えてみろよ! 東京五輪に関して一番戸惑い、一生懸命考えて、悩んでいるのはアスリートの皆さんだと思う。そこを理解してあげないと! 人間、何事においてもイエスかノーだけじゃ決めきれないのよ。人間だから葛藤の中で生きているのよ。そこは気を遣いなさい!

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