メイン画像
メイン画像
この記事の写真をすべて見る

あす14日(金)は、本格的な雨の季節を迎える前の貴重な日差し。最高気温は30℃以上の真夏日地点、25℃以上の夏日地点が今年一番多くなる可能性も。熱中症に注意を。

強い日差し 気温グングン上昇

画像A
画像A

あす14日(金)は、梅雨前線が奄美付近から南の海上に停滞。本州付近は日本海に中心を持つ高気圧に覆われる見込みです。九州南部は前線に近いため雲が多く、雨の降る所もありますが、九州北部や中国、四国から北海道まで日中は広い範囲で晴れるでしょう。梅雨入りしている沖縄も晴れて、強い日差しが照りつけそうです。

日中の気温はグングン上がり、関東から九州は多くの所で「夏日」予想。スッキリ晴れる東海などでも「真夏日」の所があるでしょう。名古屋の最高気温は30℃と、今年初めての真夏日になるかもしれません。

今年、「真夏日」が一番多くなったのは5月9日、10日、12日で、全国のアメダスの11地点。5月9日は「夏日」が288地点と、全国のアメダス約3割の地点に(南鳥島を除く)。あす14日(金)は、これらを上回る地点数で「真夏日」「夏日」が予想されています。

※「真夏日」最高気温が30℃以上の日、「夏日」最高気温が25℃以上の日。

暑さのピーク 昼過ぎ

画像B
画像B

東京都心の3時間天気では、日差しのある日中に気温が大幅に上がることがわかります。午前6時は17℃くらいですが、午前中に25℃超え。暑さのピークは午後2時前後で、最高気温は28℃の予想です。昼間は半袖でちょうど良いくらいでしょう。

晴れる地域では、気温の上り方の特徴に大きな違いはありません。ムシムシする所もありますので、熱中症にはご注意ください。風通しを良くして、こまめに水分を摂るよう心がけましょう。また室内では適切に冷房を使い、涼しくしてお過ごしください。

熱中症を引き起こす条件

画像C
画像C

熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。