メイン画像
メイン画像
この記事の写真をすべて見る

きょう10日発表された最新の1か月予報によると、今週末以降、広い地域で、曇りや雨の日が多くなりそうです。続々と梅雨入りとなる可能性があります。また、気温ははじめ平年より高い予想で、熱中症に注意が必要です。

熱中症に注意 まもなく雨のシーズンに

きょう(10日)気象庁は最新の1か月予報を発表しました。

それによりますと、今月中旬までは、気温は全国的に平年より高く、その後、今月下旬以降は、ほぼ平年並みとなるでしょう。ただ、平年並みの気温も少しずつ高くなっていき、さらに、まだ梅雨入りしていない地方でも、ジメジメする日が多くなります。気温と湿度が高くなると、熱中症の危険が高まりますので、平年並みの気温とはいえ油断は禁物です。これからの時期、こまめな水分補給や休憩など、熱中症対策を心がけるようにしてください。

天気の傾向は、今月12日からの期間から、全国的に平年より曇りや雨の日が多い予想となっています。梅雨入りがまだ発表されていない「関東甲信」「北陸」「東北南部」「東北北部」でも長雨の季節が近づいてきています。本格的な雨のシーズンになる前に、家の周りの側溝を掃除して水はけを良くしておくなどの準備のほか、大雨の際の避難ルートを確認しておくなどの備えを進めておきましょう。

画像B
画像B

1週目(6月12日~18日) 続々と梅雨入りか

週ごとに詳しくみていきます。

天気は、全国的に、低気圧や前線の影響を受けやすい見通しです。そのため、平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうです。すでに梅雨入りしている沖縄から東海にかけては、梅雨らしいジメジメとした日が多いでしょう。まだ梅雨入りしていない関東甲信から東北北部もすっきりしない天気が多くなりそうです。これらの地方でもこのタイミングで続々と梅雨入りとなる可能性があります。

気温は、今月中旬までは全国的に平年より高い見通しです。空気がジメジメして湿度が高くなると、熱を放出しづらくなって熱中症のリスクが高まりますので、対策が必要です。

2週目(6月19日~25日) 全国的に天気ぐずつく

2週目になると、気温は全国的にほぼ平年並みとなりそうです。ただ、この時期の最高気温の平年値は、東日本や西日本で27度前後です。平年並みとはいえ、熱中症へ油断は禁物です。

天気の傾向は、全国的に曇りや雨の日が多い予想です。

沖縄の梅雨明けは、平年では6月21日ごろですが、今年はぐずついた天気が続きそうです。これは、太平洋高気圧の張り出しが弱いことが予想され、沖縄は夏空をもたらす高気圧になかなか覆われず、前線や湿った空気の影響を受けやすいためです。沖縄の梅雨明けは、平年よりも遅くなりそうです。

3~4週目(6月26日~7月9日) 沖縄・奄美は夏空に

今月末から来月上旬にかけては、九州から東北にかけては梅雨空が続く予想で、北海道は平年と同様、周期的に天気が変わるでしょう。

一方、沖縄・奄美では、太平洋高気圧が日本付近に張り出してくるため、梅雨明けとなりそうです。本格的な夏のシーズンとなるでしょう。熱中症対策のみならず、紫外線への対策も心がけてください。

気温は、全国的に平年並みの予想です。