TVウオッチャーの中村裕一氏は、広瀬すずの今後をこのように分析する。
「注目したいのは、彼女の“引きの強さ”です。主演したNHKの朝ドラ『なつぞら』(2019年)は記念すべきシリーズ100作目であり、加えて新型コロナウイルスでエンタメがズタズタになる直前にフィナーレを迎えたことなど、非常に運が良かった。その意味で彼女はまさに“運命のヒロイン”と言えるでしょう。もともと感情表現が繊細で演技がうまいという下地があるだけでなく、まだ23歳という若さなので、どんな役にもチャレンジすることができます。これから先もその強運でたくさんの名作を引き当てながら、大女優としての階段を登りつめていくことは間違いないと思います」
令和を象徴する運命のヒロインの本当の実力は、視聴率だけでは計り知れないのかもしれない。(藤原三星)