仕事のかたわら、次男が生まれた時、母親と同居するようになった。
「デビューした頃から、母の強い支えがあったからこそ仕事をやって来られました。すべては母の存在ありきなんです。私を産んでもらったという意味でも、こうやって仕事をしていく上でも。これからもそうですけど、とても大切な存在です」
高岡自身、相手の男性が好き過ぎて、モンスター化してしまいそうになった恋の経験はあるのだろうか。
「若い頃は周りのことを気にせず、なりふり構わずでしたね。恋の駆け引きなんて全くできないし、仕事に支障をきたしても突っ走るしかなかった。『これが真実の愛なんだろうな』と感じていた頃がありました」
「23歳の人気絶頂で結婚した時もそんな感じだったんですか」と聞くと、「まぁ、そうでしょうね。それこそ運命の相手だと思って結婚したんですから」と答えた。
彼女のインスタグラムには、料理とともに、缶ビールや白ワインを飲む姿の写真をしばしば発見する。一体どうやって、そのスタイルを維持しているのだろうか。
「毎晩飲んでいるわけではなく、みんなが寝静まった後にリビングでワインを飲みながらくつろぐのは凄くいい時間なんです。仕事が終わった後の1人の時間というのも大事にしています。理想とする体型は年齢で違っています。今は多分、痩せていると思いますが、これが嫌いじゃないんです。だけど、この体型が理想かというと、ちょっと細すぎるかな、と思うこともあります。それでも健康なので、問題はなさそうです」
普段の食事には、野菜をふんだんに取り入れるようにしているという。
「お肉だけじゃ嫌だし、お魚だけでも嫌だし、やっぱり野菜があった方がいい。副菜的な料理がないと、ご飯は食べられない。もちろん、カツ丼だけでもいいんですよ。それはおいしいし、それだけでも満腹にはなるけれど、満足感はどうかなと思う。満足感がないと、食後にチョコレートが食べたい、お菓子が食べたい、となってしまう」
食卓には大皿の料理をたくさん並べて食べる。
「少しずついろんなものを家族には食べてもらいたいし、目で満足するってすごく大事なことです。野菜は色も綺麗だから、色とりどりの料理がたくさん並ぶと、満腹感、満足感ともに満たされます」
高岡早紀 「魔性」のイメージ嫌うも40歳で気にしなくなった理由