自称28歳役を演じた高岡早紀(写真提供/(c)2021映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』製作委員会)
自称28歳役を演じた高岡早紀(写真提供/(c)2021映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』製作委員会)
この記事の写真をすべて見る

 女優の高岡早紀(48)が主演するラブサイコスリラー映画「リカ~自称28歳の純愛モンスター~」の全国ロードショー公開が6月18日から始まった。その高岡に映画や私生活、恋愛などについて聞いた。

【写真】高岡早紀が演じた“怖い”魔性の女はこちら



 取材場所に入ると、テーブルの上には、新型コロナ対策の透明のアクリル板が置いてあり、アクリル板をはさんだ両側で、顔を見合っての取材となった。

 高岡は現在、都内の自宅で母親、次男、長女と4人暮らし。家では犬がゴロゴロと寝そべったり、走り回る。

シングルマザーとして子供たちを育てました。家族から幸せや癒しをもらっています。常に周りに誰かがいて欲しいし、いてくれた方が安心感があり、楽しさも倍増する。友達は少人数でいいと、もしくはいらないくらい」

「友達は……いらないくらい」というふとした言葉に、衝撃を受けた。ドラマ、舞台、映画と再注目されている高岡のやすらぎの源は、25年前に建てた家であり、家族なのだ。

 23歳の時に結婚し、翌年の24歳で長男、その2年後の26歳で次男を出産した。結婚生活8年で離婚。2人の息子は高岡が引き取った。38歳の時に再婚を考えていた男性との間に長女を出産したが、「結婚しない」道を選んだ。

 インターナショナルスクールに通う10歳の娘とは、ガールズトークに花が咲くことも。

「娘と最近、どんなことを話したかと言うと、学校で好きな男の子がいるという話(笑)。誰々くんが『今日はしゃべってくれなかった』とか。まだ10歳なので、好きな男の子の話をしゃべっていても、『あーそうなんだ、へェ~』っと、受け流しています」

 怖い女の役の映画とはギャップのあるやさしい母の顔。そんな娘の夢はというと──。

「私のウォークインクローゼットの洋服を見ながら『あーこれ着たい。大きくなったら、ここにある服を全部、私が着ていいんでしょう』と言って楽しみにしています。私は音楽活動でライブをやっていますから、衣装ってキラキラしたものも多く、娘は楽しそうに見ています。娘は母に憧れるものなんですよ。私も母が大好きですし、大きくなった時には、母の服を片っ端から着たものです」

次のページ
娘がゾクッとするリカのセリフを…