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ダイアナ妃が生きていれば7月1日で60歳。1997年1997年8月31日、パリでの自動車事故で36歳で急逝し、ウエストミンスター寺院で行われたダイアナ妃の葬儀のテレビ中継の視聴者数は3210万人に達し、イギリス史上最多を記録した。世界中で推定25億人が葬儀の中継を視聴したと言われている。これほどまでに愛されたダイアナ妃の遺志は長男・ウイリアム王子とキャサリン妃に受け継がれている。
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「王室のおくるみにくるまれた赤ちゃんを抱っこして、“水玉模様のドレス”でキャサリン妃がウイリアム王子と産院から出てきた時は、どよめきが起きましたよ」
とは、現地で“水玉模様のドレス”を目撃した英国王室評論家でジャーナリストの多賀幹子さん。2013年7月22日(現地時間)、ウイリアム王子とキャサリン妃の第1子となる長男が誕生し、翌23日、出産で滞在したセント・メアリー病院からのキャサリン妃のお出ましを報道陣、現地の王室ファンが見守った。ロンドンで取材していた多賀さんによると、
「ダイアナ妃が長男・ウイリアム王子を出産し、産院を出る時のドレスも水玉模様。そのドレスに対するオマージュでキャサリン妃も水玉模様のドレスで出てこられて、その時、“おぉ~”という声があがり、感動のあまり泣いている人もいました」
当時の取材は過熱していて、世界各国から報道陣が集まった。もちろん、日本のテレビ局も現地のの記者を派遣していた。
「王室の広報官が“あと1時間は出て来られません”とか教えてくれるんですよ(笑)。親切なんですね。1週間前から報道陣が産院を取り囲んでいましたから、一時的に現場から離れることもあるためお知らせしてくれて。“あと15分で出て来られます”と広報官から発表があって、報道陣が再結集しました。生放送のアナウンサーが発声の準備をしたり、各国の言語が聞こえてきましたね。そこまで待って、出て来られたキャサリン妃のドレスが水玉模様だったのでみんな感動したのでしょう」(多賀さん)