日本ハムは功労者であっても、チームの長期的ビジョンに立って新陳代謝を積極的に推し進めることで知られる。過去には攻守の顔だった糸井嘉男(現阪神)を13年にオリックスにトレードで放出。陽岱鋼も16年オフに若返りを図る球団と残留交渉が決裂し、FA宣言で巨人に移籍している。
スポーツ紙の遊軍記者はチームの現状について、こう語る。
「清宮幸太郎は伸び悩んでいますが、4番候補の野村佑希、高濱祐仁は順調に育っているし、センターも浅間大基、新人の五十幡亮汰、抜群の身体能力を誇る万波中正と楽しみな選手は多い。中田や西川に『もう厳しい』という声があるのも事実です。今年はこのまま最下位に沈んでシーズンを終えるようだと、嵐のオフになる予感がします」
日本ハムは大幅な改革を断行するか――。(牧忠則)