そういう選挙の改革をやっていかないと何も変わっていかないでしょうね。選挙だけなんですよね、アナログでやっているの。いきなり国政選挙からデジタル化するのは無理なので、区議会、市議会、村議会からでいい。それをやっていかないと選挙の面白味もなくなるし、選挙も変わっていかないのが今回如実にわかった。
前回の都議選が行われた4年前から何が変わったのか? それも詳しく知らないわけじゃないですか。この4年間は都民ファーストの会が第一党だったわけですが、ちょこちょこは都民のために何かやっていたかとは思うんですが、都民ファーストの代表だった当時、小池さんが掲げた「7つの公約」は何もやっていない。そのことは伝わっていない。もちろん、この4年間、自民党の都議は何をやってきたか、それも伝わらない。そうしたら、この4年間、なんだったの?
ネット投票以外に考えられるのはコンビニ投票ですよね。結局、Amazonとかがやっているサービスをやらないとダメだと思うんですよね。ネットで注文してコンビニで支払いできて、商品が家に届くというのに、投票は行かなければできない。ワクチンだってネットで予約できる時代ですよ。投票だけはムリって、なに? 選挙のために地域の小学校に出向いたり、期日前投票に近所の集会所に行くとか、今の時代そんなのやらないって。
選挙に行かない人が多いから、SNSで”選挙に行こう”という呼びかけ運動をしても、実際行く人が増えていないでしょ。ネット配信や有料配信サービスNetflix がある時代に、“TSUTAYAでビデオ借りてください”って、借りないよ(笑)。家で配信観るよ。選挙で政治が変わるって言うけど、投票しないんだから政治も変わらないでしょ。
あと話していたのは、国政、都議、区議と下に降りていくに従って、タレント性が強い候補が勝っていく。だから、例えば、“区議会議員にカンニング竹山立候補”となると、当選する可能性は高くなるんですよね。国政だとわからないけれども当選の確率は高い。結局、そういうことになると、タレント性をどう利用するかになってくる。
逆に言うと、タレント性が当選のカギなのであれば、任期の4年間、現職の議員の中でタレント性を磨いていったりした方がいいと思うんですよね。よくメディアで取り上げられる区議会議員とかを作り上げていったらいいのにと思う。それも、任期の4年間の努力で、活動の賜物ですよね。発信の仕方でもある。もっと、そういうことをしたほうがいいのではないか? 政治を変えるために、やるべきことはたくさんある。
■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在は全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。オンラインサロン「竹山報道局」は、4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録。カンニング竹山とCalmeraによるユニット・タケヤマカルメラが「ヘイ・ユウ・ブルース」のカバーを披露。「ヘイ・ユウ・ブルース ~許せ、友よ~」はこちらから→https://calmera.lnk.to/hyb