区議選は極端に言えば1つの町内の票を押さえれば当選しちゃうから、例えば、東京都杉並区でも、“杉並区方南町”を押さえれば当選するわけですよね。小さな規模から始めると結果にも関心が出てきて、区議選でネット投票をやってみますとなれば、いままで選挙に行かなかった人が投票するかもしれない。投票率が上がると、全体の流れが変わるかもしれないんですよね。ネット投票はぜひやるべきで、区議選からやってみるのがいいのではなかろうか?
選挙って昔から同じ方法でやっていますよね。今回の都議選の投票率の低さは投票日当日は雨だし、期日前投票期間も雨。雨降ったら、行かないですよね? みんなが行かなくなると、都議選では、公明党や自民党はもう何名当選するかは昔から数が決まっているみたいなもの。人数は変わらないなんて、なんだソレ? ってことじゃないですか。
あと、選挙速報の報道番組で、当選者のコメントを見ていてもトンチンカンなことを話しているんですよね。例えば、中野区の都民ファーストの方の当選のコメントで「もっとコロナの水際対策をしっかりやっていきたい」って。
いやいや、あなた、都議会議員だから! 国政みたいなこと言ってるんですよ。それやるの、国だから。羽田空港はあるけど、水際対策をやるのは国で、アンタの力でどうするの? 国政じゃないから動かないよ? テレビで観ている人はそのコメントを聞いたら「あぁ、水際対策を徹底してくれるんだ」と思っちゃう。
共産党、立憲民主党は今回の都議選で「オリンピック中止」を掲げていましたが、そもそも今回の都議選で当選した人の任期のスタートは7月23日で、開会式の前日に東京五輪を中止になんてできないでしょ?
都議選は有権者が知らないうちに進んでしまった方が有利っていうところもあると思うんですよね。誰もかき回さないでくれって。だからこそ、何度も言うけど、都議選を見て強く思ったのは区議会議員選挙からでいいからネット投票を入れていかないと、ずーーーっとこのままだよ。