中日前2軍投手コーチの門倉健氏(c)朝日新聞社
中日前2軍投手コーチの門倉健氏(c)朝日新聞社
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 5月から約3週間失踪した後、自宅に戻っていた中日前2軍投手コーチの門倉健氏(47)が再び失踪したことを「文春オンライン」が7日に報じた。1回目の失踪で、球界OBたちが門倉さんの無事を祈るコメントをツイッターなどで投稿していたが、今回、その様子は見られない。

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 門倉氏と現役時代に同じチームでプレーしたあるOBは、その理由についてこう語る。

「前回の失踪は命の危険もあったので、門倉がどこに行ったのか色々情報交換していて探していたんだよ。でも今回はね…。もちろん詳しいことは分からないし、事件性がないとは言えないけど、家庭内の問題の可能性があるし、失踪と呼べるかどうかも分からない。もうこの話題には触れないでそっとした方がいいかなと。門倉もそうだけど、奥さんも心配だよね…」

 門倉氏は中日の2軍投手コーチを務めていたが、5月15日以降に練習を無断で休み、連絡が取れなくなった。翌16日に家族が愛知県警に捜索願を出し、行方を探していた。その後、20日付の消印で2軍マネジャー宛てに直筆の退団願が郵送され、球団は26日付でこれを受理、退団を発表した。

 行方が分からなくなった門倉氏の安否がワイドショーで取りあげられるなど世間の注目も高まる中、6月6日に自宅に戻ってきたことを、妻が門倉氏のブログで翌7日に明らかにした。その内容によると、門倉氏は医師の診察を受けた結果、うつ病と診断され、当面の間は治療と静養が必要な状況だという。

 だが、文春オンラインによると、門倉氏は6月19日に2度目の失踪。21日に一度帰宅したが、23日に家を飛び出し、家族は連絡が取れていないという。

 スポーツ紙の遊軍記者は「失踪騒動で中日のコーチを辞めた後も、選手やスタッフたちは心配していたんです。選手に寄り添う指導で熱心だったし、人望も厚かった。『また、門倉さんと一緒に野球したいですね』と話していた投手もいたのですが…。場を盛り上げるムードメーカーですが、性格は繊細で大胆な行動に出るイメージがない。何度も失踪したという報道が信じられなくて…。プライベートの問題で第三者が介入することではないのかもしれないけど、お世話になったし心配ですよね」

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