【五十嵐(第1泳者)】
9番という結果で、最低限(の目標)は決勝進出と日本記録を更新することだったので、これまで4月(の日本選手権)が終わってから準備をたくさん、これまでにないぐらい準備をしてきたので、予選からもちろん全力で泳がないと決勝進出できないということだったので、みんなが全力で泳いだ結果。これが私たちの今の実力だと思うので、まわりの国が本当に速かったという結果でしたし、私たちは全力を尽くしたので、少し悔いはありますけど、全力を尽くしたので良かったなと思います。
――(100メートル自由形の)自己ベストが出た。
自己ベストですけど、欲を言えば53秒台を狙っていたので、隣よりも少し早く着いていれば池江選手にいい流れを作れたと思うので。足りなかったと思うのは一人ひとり少しの差というのが悔しい部分。一人ひとりがちょっと上げれば決勝に残れたので、詰めが甘いというのがわかりましたし、五輪だからこそいろんなことが起きますし。これで終わりではないので、明日からも競技が続くので、私自身800メートルリレーもあるので切り替えて自分の役目を果たせたらと思います。
――自己ベストが出ていいコンディションを作ってこられた。
そうですね。一人ひとりの4月の結果が、今までで一番速いタイムだったので、私自身もみんなに期待していたので、日本記録は普通に泳げば更新できると思っていたので。ほんとは4人で更新したかったのは一番ありますけど。私自身、五輪は2回目ですけど、2回目は自信を持って落ち着いてワクワクして早く泳ぎたいと思って迎えられたのが初めてだったので、そういう気持ちで泳げたのが、五輪でいい経験ができて良かったと思います。
【酒井(第3泳者)・大本(第4泳者)】
――今日泳いでどうだったか。
(大本)悔しいです。予選で日本新を出して決勝に進むっていうのが目標だったので、どちらも達成できずにリレーが終わって本当に悔しいです。
(酒井)チームで考えていた目標が両方達成できずに終わってしまって、このメンバーだから大丈夫って思って、すごく4人で高め合ってこられたし、自分たちも自分たちに期待していた部分もあったと思うので、その分ほんとに悔しいなっていう気持ちが大きいです。
――泳ぎの面でどこがうまくいかなかった?
(大本)泳いでて、ここがって思うところは自分ではなくて。確かに国際大会が久しぶりなので、流れてくる波の感覚は違うものがあったんですけど、そんなのみんな同じですし。その中でのレースっていうことははじめからわかっていることだったので。レースをこのあと振り返ってちゃんと反省していきたいと思います。
(酒井)レース中はすごく必死に泳いでいたので、今はレースの中でどこがいけなかったのかっていうのはぱっとは出てこないんですけど、しっかり振り返って反省して今後につなげていかなきゃいけないなと思います。
――慣れ親しんだプールだけど、一方で無観客。ホームという感覚はどのくらい感じながら泳いでいたか。
(大本)いつもと変わったことは正直なかったかなと思います。
(酒井)確かに会場の雰囲気とかは選考会(日本選手権)とかと比べて実感が違う。変に五輪ムードというのをマイナスに捉えることはなかったので。いい緊張感で何回も泳いできたプールですし、子の会場で泳げてきてよかった。
(編集部・深澤友紀)
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