馬渕:すごいですね。私もマレーシアでの普及活動に一度ご一緒しました。私自身が最初にソフトボールをやったときに感じた、ボールを打つ楽しさとかを子どもたちに感じてもらうことが大事なのかなと考えています。
宇津木:でもね、最近は「五輪競技じゃなくなってもソフトボールがなくなるわけじゃないよな」って思ってる。来年春に開幕するソフトボールの新リーグに、強い選手を集めてヨーロッパサッカーのように世界の最強リーグにするのもいい。ソフトボールはほんとに楽しいスポーツで、自分のエリアを守っているけどチームメートがバックアップに入って、まるで人生のようなもの。一回はやってほしい。
馬渕:選手たちには、ソフトボールの勝負の楽しさを感じながらプレーしてもらいたい。見ている人にもそれは伝わる。
宇津木:勝つこと以上に全力プレーを期待したい。こんなにもいいスポーツなんだと世界に示してほしいね。
(構成/編集部・深澤友紀)
※AERA 2021年8月2日号より抜粋