秋元康企画/原作の舞台「スタンディングオベーション」で、SixTONESのジェシーが舞台単独初主演を務める。「18世紀の英国王・ジョージ二世の晩年を演じるイケメン俳優」という難役で、「助けてください(笑)」とこぼすジェシー。「人間いずれ死ぬんだから怖がらずに臨みたい」という発言の裏には、彼なりの“死生観”があった!?
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──舞台単独初主演ですね。出演が決まった時のお気持ちは?
ビビりましたよ。今までジャニーズの舞台は何度も出たけど今回は気心知れた仲間もいないし、歌って踊ってというライブとも違うので、毎日ドキドキしています。舞台初日のことを考えただけで吐きそうです。
SixTONESメンバーには「邪魔しに行くわ」とか言われたけど、意識しちゃうから、何も言わずにこっそり来てほしいです。お客さんにも、「暇だから来た」くらいのノリで見てもらいたい(笑)。
──でも、舞台のタイトルは「スタンディングオベーション」です。
もう、これ最後は立ってくださいって言ってるようなもんですよね……。ライブとかでスタンディングオベーションを経験したことはありますけど、恥ずかしいですよー。いや、座っててくださいってなる。
まあ、目立ちたがりのファンの方が初めに一人立って、それを見たほかの人たちが「私たちも」って流れ作業的に起こる現象なのかなと。俺はそう思ってます!(笑)
──75歳の英国王・ジョージ二世を演じる役者の役ですが、「王様感」はどう出しますか?
身長ですかね……。まずはビジュアルで威厳を出していきたい。こんな立派なかつらをつけるのは初めて。かつらがずれて、焦って台詞が飛ばないよう気をつけないとですね。
心配性なんで、台詞が飛ぶ恐怖はやっぱりあります。だから、舞台袖でずっとぶつぶつ唱えて、そのまま舞台に出てぶわーって吐き出すスタイルでやってきました。
メンバーの(京本)大我は舞台経験が豊富で、「台詞どうやって覚えてる?」って聞いたら、「移動中も料理してる時もひたすら口に出す」って。自分はほんと覚えが悪いんで、ちゃんと言えるまで寝ない方式とかでたたき込まないと。